医療経営士のブログ

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院長の新たな決断?

2024-06-20 | クリニック・事務長

みなさま、こんにちは。

コロナ終了後、円安、SNS発信など、インバウンドで多くの外国人が訪れている日本です。

5月のゴールデンウィークと言えば、外食産業は稼ぎ時ですが、今年はお店を休業するケースが出ていたそう。

 

           モチベーションクラウド       

 

あの回転ずしで有名なスシローや、巨大な和食チェーンでも全国200店舗を休業にしたとか。

非正社員は72%、正社員では58%の人材が不足している、と言われている外食業界は、

産業界でも人手不足が深刻なため、「より働きやすい環境づくりのための休業」だと言う。

医療でも、この4月から「医師の働き方改革」が始まりましたが、

全産業で、いかに働き方改革を進めて人員を確保するか、が問われているようです。

 

先日、会計事務所の方から聞いたお話。

子供が休みの土日は、一緒に過ごしたいと考える人が増えていて、

美容師としてのキャリアが10年以上もある人が、そのために全く異なる職に就いたとか。

 

また、院長先生自身がやりたいことがいっぱいで、平日を休診にし、年間の連休が多いクリニック。

医療業績を重視していないので、スタッフの給与が一般のクリニックと比較して極端に少ないそう。

それでも、「休日が多い方がいい」と考えるスタッフが集まっているので、退職する人は全くいないとか。

世代ごとに価値観が違うと言われますが、その人が「何を大事に生きていくか」なのでしょうね。

 

          厚生労働省

 

当院のこと。

今から25年ぐらい前でしょうか、まだ「働き方改革」などという名称もなかった時代。

まず水曜日を休診にして週休5日にしました。今でこそ、週休2日のクリニックは珍しくありませんが…。

 

さらに10数年前から、診療受付時間を、早朝7時半や8時~3時半までの短時間に。

つまり「夕方の診療受付なし」としたのです。

夕方までの受付では、遅くまで片付けをして帰宅し、帰ったら寝るだけ、そして朝起きたらまた仕事…と、

スタッフも院長も、みんなが疲弊してしまったのでした。

それは、スタッフと院長の健康や生活を守るための、苦渋の決断でした。

1日24時間の中で、家族と過ごす時間が極力短い状態を改善せねば、と思ったのです。

 

かなり大胆な決断でしたので、「その時間だと、学校や仕事を終わってから診察に行けない」と、

お叱りの言葉もたくさん受けました。

患者さんにはご迷惑をおかけして、本当に、本当に、申し訳なかったです。

          

そして昨年12月。

当院は、また新たな診察時間へと変更しました。

さらなる変革を目指す、院長の大きな決断です。

再び、患者さんにはご迷惑をおかけしておりますが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 

     

       


残念なことになりました

2024-06-19 | 日記

みなさま、こんにちは。

以前お話しした、1年間限定の「ブドウ農園」

耕作できなくなった高齢者の方に代わって、院長が1年間引き受けました。

草刈りをしたり、殺菌剤で予防をしたり、柵を直したりは院長。

そしてスタッフは、成長促進剤や種をなくすための薬をつけました。

8月には、たわわに実った、ブラックビートやシャインマスカットの収穫を夢見て!

 

              住友化学園芸

 

ところが…。

3日前には元気だったブドウたちが、全滅!

ブドウ特有の病気、「黒とう病」にかかってしまったのでした。

なんということ、みんながっかりです。

 

           やくも果樹研究所    

 

あの時、ブドウ作りのベテランの方が言われた言葉がよみがえりました。

「ぶどう作りは、苦労するだけで愚かな事…」

経験者の言葉は、やはり重い!

            

今年は、2か所で育てている、ビワ約2000個に袋掛けをしましたが、それも約95%はカラスのごはんに。

何なんでしょう?

私が思うに、農業も大切なこと、研修も価値あることなのだけれど、

「本業の医療に専念しましょうね…」という示唆? なのかもしれません…。

 

昨今の気候変動や物価高など、農業や畜産業といった自然や動物を相手にする産業は、大変な状況ですよね。

労力を注ぎ込んでも、それが報われないという思いを、これまで何度も味わっていらっしゃることでしょう。

今回、私たちは一度だけの痛い苦い経験ですが、それでも力が抜けていく感覚がありましたから。

(特に院長は…、元気を出してくださいね!)

 

「成功でも失敗でも、なんでも経験したことには意味がある。」と思って、日々暮らしています。

後になって、「そうなんだ~」と、その意味や理由がわかることって多々ありますよね。

「人生無駄じゃない…」って、私たち友人間での合言葉にもなっています。

スタッフのみんなも、そう思ってくださいね~。

 

ところで、これらは、夏に向けての我が家の必需品~。

友人に見せたら、「どんなとこに住んでるの?  私は絶対住めない!」と、言われてしまいました…。

 

             

                                    今年あらたに加わった強力な武器

 

 


夏だな~

2024-06-18 | 日記

みなさま、こんにちは。

いつもお買い物に行くお店の軒先で、恒例の「ツバメさんの子育て見守り」が始まりました。

毎年、子供たちが元気に巣立つまで、こうして巣の下にスペースをとってあげています。

ツバメさん親子は、買い物に来る人たちの人気者。

思わず、みんなで立ち止まって上を見上げ、「ツバメ談義」が始まります。

 

             この上にはツバメの巣が…

 

ツバメさんの習性はよく知りませんが、毎年必ず同じところに巣を作るのが不思議。

野生動物は、ふつう、人間から見えないところに巣を作って、こっそり子育てするのではないかと思いますが、

人の目につくところ、わざわざ目立つところに巣を作るというのが、なんとも人懐っこいですよね。

人間の近くにいることで、カラスなどの天敵に襲われないようにするためとも言われていますが…。

 

Wikipediaで調べると、

   「人が住む環境に営巣する」という習性から、地方によっては、人の出入りの多い家、商家の参考となり、

    商売繁盛の印ともなっている。ツバメの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり、

    巣立った後の巣を大切に残しておくことも多く、一般的に「めでたい鳥」として扱われている。

 

     5匹の子供たち?    アピール!

 

しばらく見ていると、親鳥がやってきました。

静かにしていた子供たちが、一斉に大きな口を開け、声を出してアピール!

親鳥は、餌を口移しで渡すと、またすごいスピードで飛んで行ってしまいました。

必死に子育てしてるんですね。

みんな、元気に育ってほしいものです、落っこちないようにね!

 

この季節の風物詩でした。


大切な思い出

2024-06-17 | 日記

みなさま、こんにちは。

先月の新聞に掲載されていた、かわいらしいピンクのワンピース、どこの製品なの?と思いましたが…。

 

              「セカンドライフ」

 

30歳の男性が、奥様へのプレゼントに選ばれたワンピースだそう。

実は、このワンピース、いわゆる古着です。

もともとは今から約50年前、1976年頃に原宿の人気店で売られていた洋服だとか。

 

  「家族では箱根の別荘に行くのが恒例行事で、すすき野原を眺める時間が密かな楽しみだった。

   当時人気だったワンピースをなびかせて…」。

 

このように、洋服にまつわる思い出や所有者の人となりを、ストーリー仕立てで紹介し販売することで、

若者世代の共感を呼んでいる。

この男性が購入しようと思った決め手になったのも、この商品紹介のスートーリーだったそうです。

すてきなお話ですね!

以前お話しした、我が家の古い家具のリメイクも、思い出の継承と言えるでしょうか。

 

               タグに物語を載せて…

 

ついつい、「もったいない」と、物を捨てられないのが昭和世代です。

そのシニア世代のクローゼットには、大量の洋服が着られないまま眠っている、と言われています。

  「プロポーズされた時に着ていた」

  「プレゼンの時の勝負服」

など、「その服だけが持つ物語」も、洋服と一緒に販売する。

断捨離、終活と盛んに叫ばれている今、

捨ててなくなるではなく、思い出とともに次世代の誰かが引き継いでくれるって、どんなに嬉しいことでしょう。

考えてみると、日本の着物は、その典型と言えるかもしれませんね。

 

捨てられない…と言えば、私も〇十年前の服を一着だけ、処分せずに持っています。

 

           ラコステのポロシャツ

 

これは、亡き父との思い出の服。

学生時代、外で初めて父と待ち合わせをし、当時流行していたポロシャツを買ってもらって、

その後映画を見に行ったのです。

二人だけの初デート?!

着物みたいに、高価なものでもなんでもないのですが、ずっとクローゼットの中に…。

 

ちなみに、その時見た映画は、「未知との遭遇」でした。

なつかしいな~。  


ラグビーつながりで…

2024-06-16 | スポーツ

みなさま、こんにちは。

このところの、ラグビー談話の続きを。

 

           ラグビースクールの子供たち(院長画)

 

ある日、診察中の院長に、「ラグビーの山口先生からお電話です」と、事務スタッフから伝言が入りました。

ラグビースクールにも、知り合いのラグビー関係者にも、「山口さんって、いないけどな~」と院長。

首をかしげながら電話に出てみると、なんとそれは、あの伏見工業ラグビー部監督の「山口先生」でした。

 

山口先生と言えば、また最近NHKで「プロジェクトX」が再放送されていますが、

その番組にも出演された、ラグビー界で知らない人はいない、超有名な先生です。

それには、こんないきさつがあったのでした。

 

数日前、伏見工業のサッカー部が、クリニック近くの高校に練習試合に来ていたところ、部員の一人が負傷して救急で当院を訪れたのです。

MRI検査で診断すると、緊急手術など必要なかったので安堵し、京都の某医師に紹介状を書きました。

彼は遠征試合に来ていただけで、持ち合わせなどないだろうからと、

「ラグビーの伏見工業高校だね」と話をし、診察代はいただかなかったそう。

 

               山口先生

 

山口先生は、そのサッカー部員のお礼のために、わざわざお電話をくださったのでした。

なんて律儀な方でしょう!

「泣き虫先生」とあだ名されている、山口先生は情が厚い先生。

こんな方だからこそ、子供たちが先生を慕い、あれだけのチームを作り、あれだけの偉業を成し遂げることができたのだと思いました。

やはり、一流の方は、それ以外での生き方も一流なのですね。

勉強になります!

 

もちろん、こんな展開など予想だにしていなかった院長、

ラガーマンとして尊敬する山口先生とお話しできて、思わぬプレゼントにとても嬉しそうでした。

 

そして…、もう一人、院長が尊敬するラガーマン、故平尾誠二さん。

ラグビーをあまり知らなかった私でも、「かっこいい~」と思う超スター選手です。

平尾選手へのオマージュとして、院長が描いたこの油絵は、先日ドイツのハンブルグへと旅立ちました。

 

            平尾誠二さん

 

ところで、院長は平尾さんが現役選手だった頃、神戸製鋼VS早稲田大学の試合に、スポーツドクターとして帯同し、

平尾選手の足首に、テーピングを巻いたことがあるそうです。

なんと!