福岡ソフトバンクは今年6月のMLBのドラフト会議で1巡目指名が確実視されていたカーター・スチュワート投手(19)と6年契約で入団合意したと先日発表した。
同投手は昨年の同会議でブレーブスから1巡目(全体8番目)指名を受けたが、故障もあり、契約合意に至らなかった。米国のアマチュアトップ選手が日本の球団と契約するのは極めて異例。米球界には衝撃が走っている。
背番号は投手としては異例の「2」に決定。
過去に台湾人プレーヤーや韓国人プレーヤー等では事例はあったがアメリカのトップ選手がプロのキャリアをスタートするリーグとしてNPBを選んだことはかなりの驚きであることと同時に人材流失に対し今後のMLBの動向にも注目される。
MLB側もこのような優秀な人材流出が何度か起こればそれを阻止するルールを作成してくるだろうが、現状のままであれば、今回のスチュワート投手の契約に関してはNPB側が見直さなければならないルールの方が注視される。
2008年に新日本石油ENEOSの田沢純一投手がMLB挑戦を表明し、指名回避を要望するファクスを12球団に送付。全球団から指名を見送られた上で、同年12月にレッドソックスと3年総額400万ドル(当時約3億6800万円)で契約を交わした。その結果、海外への人材流出を避けるためNPBはドラフト前にNPBはドラフト指名を拒否した場合、海外球団を退団した後に高校生は3年間、大学・社会人は2年間指名凍結するという、いわゆる「田澤ルール」を策定。
この田澤ルールに関しては概ね否定的な意見が多い。そして、今回のスチュワート投手獲得のようにNPB側は特に縛りもなく日本国外から優秀なアマチュア選手がNPBと契約を結ぶ一方で「田澤ルール」により日本から優秀な人材の移動を制限するというのは大きな矛盾が生じる。あまりにもアンフェアである。
また、話は変わるがカーター・スチュワート投手がNPBでキャリアをスタートさせるということは契約満期のMLB入団を目指し、そのための経験を積むということで3軍制を敷く福岡ソフトバンクなら充分その機会は得れるであろう。またマイナー契約とは比較できないほどの多額な収入も保証されている。
但し、デメリットとしてはなんと言っても外国人枠の問題であろう。個人的には日本国籍所有者以外でもNPBでプロのキャリアをスタートさせる選手には外国人枠を適用しないというルール変更もありなんじゃないかと思う。そのことで更に海外から優秀なプレーヤーがNPBでキャリアスタートという選択がより現実的になると思う。
なんにしてもスチュワート投手の件は前例がないのでどのような展開になるのか注目していきたい。
同投手は昨年の同会議でブレーブスから1巡目(全体8番目)指名を受けたが、故障もあり、契約合意に至らなかった。米国のアマチュアトップ選手が日本の球団と契約するのは極めて異例。米球界には衝撃が走っている。
背番号は投手としては異例の「2」に決定。
過去に台湾人プレーヤーや韓国人プレーヤー等では事例はあったがアメリカのトップ選手がプロのキャリアをスタートするリーグとしてNPBを選んだことはかなりの驚きであることと同時に人材流失に対し今後のMLBの動向にも注目される。
MLB側もこのような優秀な人材流出が何度か起こればそれを阻止するルールを作成してくるだろうが、現状のままであれば、今回のスチュワート投手の契約に関してはNPB側が見直さなければならないルールの方が注視される。
2008年に新日本石油ENEOSの田沢純一投手がMLB挑戦を表明し、指名回避を要望するファクスを12球団に送付。全球団から指名を見送られた上で、同年12月にレッドソックスと3年総額400万ドル(当時約3億6800万円)で契約を交わした。その結果、海外への人材流出を避けるためNPBはドラフト前にNPBはドラフト指名を拒否した場合、海外球団を退団した後に高校生は3年間、大学・社会人は2年間指名凍結するという、いわゆる「田澤ルール」を策定。
この田澤ルールに関しては概ね否定的な意見が多い。そして、今回のスチュワート投手獲得のようにNPB側は特に縛りもなく日本国外から優秀なアマチュア選手がNPBと契約を結ぶ一方で「田澤ルール」により日本から優秀な人材の移動を制限するというのは大きな矛盾が生じる。あまりにもアンフェアである。
また、話は変わるがカーター・スチュワート投手がNPBでキャリアをスタートさせるということは契約満期のMLB入団を目指し、そのための経験を積むということで3軍制を敷く福岡ソフトバンクなら充分その機会は得れるであろう。またマイナー契約とは比較できないほどの多額な収入も保証されている。
但し、デメリットとしてはなんと言っても外国人枠の問題であろう。個人的には日本国籍所有者以外でもNPBでプロのキャリアをスタートさせる選手には外国人枠を適用しないというルール変更もありなんじゃないかと思う。そのことで更に海外から優秀なプレーヤーがNPBでキャリアスタートという選択がより現実的になると思う。
なんにしてもスチュワート投手の件は前例がないのでどのような展開になるのか注目していきたい。