高校サッカーもいよいよ本日国立決戦。
毎年のように、大会前・大会中とマスコミの情報がリークされているが、評判にあがるチームほどつぶされやすい傾向になっているのでは?と思う。
加えて地域差がほとんどなくなり、大会前に名前が露出しない高校のほうがノーマークで勝ちあがるチャンスが大きくなっている気がする。
メンタル的なとこでも、有力校と対戦して勝てば「自分達が注目される!」といったモチベーションも高くなる面もある。
野洲、国見、滝二、初芝橋本、静学、武南などがいないベスト4のチームの中からどこが優勝するのかまったく予想できない。
2回戦で野洲に敗退してしまったが、我が真岡高校の戦いぶりを2度3度見てみた。
中盤(ボランチ)を含めた守備の技術・意識が素晴らしく高かった。野洲U-21の乾選手とマッチアップした、真岡のボランチ吉田選手は本当に素晴らしかった。
痛み止めを打って出場していたようだが、彼がいなければおそらく中盤からパスやドリブルでゴール前に運ばれ何度も決定機を作られたと思う。
残念なのが、守備から攻撃に切り替えた時にあまりポゼッションできなかったこと。
FKによる得点シーンの前のプレーもそうだが、これで守備に負担がかかってしまったように思える。
あとは全国大会での真岡のテーマである決定力。
シュート自体よりも、他の高校と比べるとバイタルエリアに運ぶまでの力とか積極性が弱いかなと感じる。
野洲、八千代などは緩急をつけて積極的サイドから中へと仕掛けているのが多く、実際ここから得点につなげている。
DFするほうはスピードにのって中へ運ばれるのが一番怖い。
おのずとそこに意識が集中するけど、さらに他の選手がよりゴールへ向かってくるとそちらのほうもケアしなければならない。よく「集中をきらさないように。」というが、一瞬のプレーに心理的な混乱、マークのずれ、ミスが生じることもある。このへんをうまくついて得点のチャンスが広がるケースが多い。
細かいところではミズノから全員に支給されているはずの固定と取替えのスパイクを使い分けていれば・・。
とりあえず今日の準決勝、雨模様の中どういう戦いになるのか楽しみだ。
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