心のつぶやき

美しいものを一枚の写真に残したい。

聖なる音

2005-06-29 | つれづれなるままに

太陽は昔ながらに鳴り響いて
兄弟の天体たちと歌を競いつつ、
その定められた旅を雷の歩みをもって完遂する。
その姿を目のあたりにして、理由は
極めずとも、天使たちは力を与えられる。
理解を絶する崇高な営みは
宇宙の開闢と同じに壮麗だ。

ゲーテ「ファウスト」より

音の世界に生きる人々。
私は、かつて経験したことのない世界。
なんて、素晴らしいのでしょう!
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3 コメント

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これ、最高の恋愛小説です (山猫)
2005-06-30 00:26:25
おお、天の女王!!



学生時代からの愛読書といふか、最高に好きな本です。手塚訳が好きです。

(新潮文庫の高橋訳は好きくないです (^^ゞ



第二部終幕にマーラーが曲をつけて「千人の交響曲」を作りましたね。



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あはっ (iwakagami07)
2005-06-30 23:49:13
私は、新潮文庫でした。

そちらのも捜してみようっと♪

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高橋 訳 (山猫)
2005-07-01 00:24:38
でも、先に載せられた「天上の序曲」の文は流れがよく、いいですね・・・

高橋さんは肝心の終幕がだめみたい。

あの温厚な小塩節さんも著作で、名前こそ上げてなかったものの、

「なべて移ろうものは比喩に他ならず」手塚訳・・のところ

「移ろいゆくものは比喩に過ぎず」とした高橋の訳を

「これはドイツ語では、○○に他ならない」とするのが正しく。これは

 ゲーテが生涯を賭けてつかんだ結論 である。

だから「比喩に過ぎず」というう訳はだめ・・みたいな、はっきりした批判を書いてました。



・・とくに新潮文庫のラスト、マリアを崇める博士の熱烈なラブコール!!・・手塚訳はアツいよ の冷めた感じと、神秘の合唱の「永遠に女性的なるもの」は興ざめ、ボクにとっては噴飯ものの訳です。 ・・・生意気書いて、失礼  (^^ゞ

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