人が諍う姿を見て、
ああ私もこのような
時期があった…
自分の思い通りに
感じてくれない
思ってくれない
動いてくれない
苦しくて苦しくて
不平不満の言葉を
もらしていた…
今一歩退いた場所に
立つ私は彼女たちの中に
昔の自分の姿を見る
このステージから
抜け出すために私が
するべきことは何か…
じぞう‐ぼさつ〔ヂザウ‐〕【地蔵菩薩】
《(梵)Kitigarbhaの訳》釈迦の入滅後から弥勒(みろく)仏が世に現れるまでの間、無仏の世に住み、六道の衆生(しゅじょう)を教え導くことを誓いとした菩薩。中国では唐末、日本では平安中期から盛んに信仰された。像は慈愛に満ちた円満柔和な僧形に作り、多くは右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠を持つ。
大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包みこみ、救う所から名付けられたとされる。一般的には「子供の守り神」として信じられており、よく子供がよろこぶお菓子が供えられている。
この柔和な笑顔の奥には、こんな心が隠されているという
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「一斉衆生済度の請願を果たさずば、我、菩薩界に戻らじ」との決意でその地位を退し、六道を自らの足で行脚して、救われない衆生、幼くして散った子供や水子の魂を救って旅を続ける。