「君が名か一人静といひにけり」室生犀星
室生犀星もこの花を見て句を詠んだのですね。
この花の名の由来
源義経の愛妾静御前が吉野山での別れを
惜しんで舞った姿に例えられたのだとか…。
静御前(しずかごぜん、1165年 - 1211年?)は、
平安時代末期・鎌倉時代初期の女性。
磯禅師の娘。源義経の愛妾。
母の磯禅師は白拍子の祖とされる女性で、
静も白拍子となった。
白拍子(しらびょうし)は、
平安時代末期から鎌倉時代にかけて起こった
歌舞の一種。素拍子(しらびょうし)とも書き、
この場合は無伴奏の即興の舞を指す。
古く遡ると巫女による巫女舞が原点にあったとも
言われている。神事において古くから男女の巫が
舞を舞う事によって神を憑依させた際に、
場合によっては一時的な異性への「変身」作用が
あると信じられていた。
日本武尊が熊襲征伐において女装を行い、
神功皇后が三韓征伐の際に男装を行ったという
説話も彼らが巫として神を憑依させた事の象徴で
あったという。
このうち、巫女が布教の行脚中において舞を披露
していく中で、次第に芸能を主としていく遊女へと
転化していき、そのうちに遊女が巫以来の伝統の
影響を受けて男装し、男舞に長けた者を一般に
白拍子とも言うようになった。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
林の中で、
楚々とした風情で、純白の花を咲かせていました。
(正確には花ではなくおしべ…)
花言葉は「静謐」「隠された美」