ばあちゃんの半纏

万軍の主はこう言われる。
エルサレムの広場には
再び、老爺（ろうや）、老婆（ろうば）が座すようになる。
それぞれ、長寿のゆえに杖を手にして。

旧約聖書：ゼカリヤ書８章４節（新共同訳）



亡くなった父の母、同居していた祖母が生きていたら１００歳をとっくに超えています。
私の父（息子）を自分より早く亡くした祖母は「息子の葬儀など出ない」と言って拒みました。
気丈な祖母でしたが、その後２年後に他界しました。
祖母は「お針の先生」でした。今で言う「裁縫の先生」です。
昨日母が押入れから「ばあちゃんの半纏が出てきたよ」と出して見せてくれました。
どれも手縫いで祖母が縫ったものです。私の袖つきの半纏？は（なんか呼び方が違う気がする）虫くいが酷くてもう着られません。
手入れを怠らない母は、きちんと取っていました。「貸してケル（山形弁で『貸して上げる』の意味）」と言ってくれましたが、まだ私の体型ではちと細すぎで（苦笑）着られません。（私がもう少し痩せたら）よらいっこ（＝二人で着回しする事）すっべね。と言っています。


祖母は私の七五三の着物は２０歳になるまで着られるように仕立ててくれました。肩上げを一杯するんだそうです。私着なかったんだよね。別の着物着ちゃった。弟の七五三の羽織袴も全部祖母の手縫いです。半纏も家族分全部仕立ててくれました。


これが母の押入れから出てきた半纏。全部女物です。

















わたしはこの色が好きでした。


















今日の山形は、雪が昨日から積もっています。水を一杯含んだ雪です。

昨夜弟が勤務から帰って来たら「あまけったっけは～（＝雪の水が溶けてびちゃびちゃになる状態）」でした。
昨日から久しぶりに長靴をはきました。山形の女はお洒落でブーツははきますが、基本的に雪の日は長靴です。まにあわない。
お洒落する時は車にブーツを入れたりするんですけどね。私は、今は長靴。足だけは小さいので、子供用で間に合います。


前に買った「申パン」。一月限定です。












今電気屋さんが来てくれて、２０年働いてくれたヒーターを交換してくれています。






この家も直す所が増えたなあ。
このパソコン部屋は、もとは祖母の部屋でした。パソコンの側に足の悪かった祖母用のベッドが置いてあります。
ばあちゃん、好きでした。わがままだけれど、性格が悪くなく（語弊があるかな？）・・・性格が真っ直ぐだった人なので、嫁の母は苦労したけれど「好きだなあ。だから嫁としてやって来れたんだろうな」と言ってくれます。
それが孫の娘の私にとっては何よりです。



６時過ぎ追伸


こんな感じが「あまけた」です。車庫のルーフの真ん中辺り。
雪が解けて「あまけて」ます。びっしょびしょになって落ちてくんの。











ご飯はあるもの（＝残りもの、があって幸せ☆）で食べます。


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