わたし、わたしこそ神、あなたたちを慰めるもの。
なぜあなたは恐れるのか。
死ぬべき人、草にも等しい人の子を
旧約聖書:イザヤ書51章12節
昨夜、俳優の児玉清さんが亡くなられたと聞いて、とてもショックでした。
好きな俳優さんの一人でした。
故・田宮二郎さん主演の「白い巨塔」で、田宮さん演じる財前教授を訴える側の弁護士、関口という役をなさっていたのが、とても印象的でした。私はこの役で、児玉清さんのファンになりました。
また、大変な読書家だと知り、素敵だなあ。と感じました。
昨日、偶然知ったのですが、亡くなった父と同じ年の生まれだと知り、余計、悲しみがつのりました。
今日は用事があったり、自宅にお客様がいらしたりして、結構忙しい一日だったのですが、さっき夕方のテレビで、児玉清さんのことを詳しく紹介していたのを思わず見入ってしまいました。
児玉さんは、仏文学の大家・篠沢秀夫さんの親友だったのですね。全く知らなかったです。
学習院時代からの大親友で、「篠沢さんがいなければ私は俳優になっていなかっただろう」とまで話しておられました。
もっとびっくりしたのは、篠沢さんが入院中で、もう話しができなくなっている状態のところが出たので、「ご病気だったんだ?どんな病気だろう?」と今ウィキペディアで調べたら筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気をされて、器官切開をされていたとか!
だから・・・筆談しかもうできなかったのだなあ・・・と驚きました。
学習院大学時代、篠沢さんは「フランス語の天才」と言われていたそうです。
児玉さんは、ドイツ語かドイツ文学(ごめんなさい、聞き逃しました。)を専攻しておられ、篠沢さんに「○○という演劇の主役をやれ」と(ゴメンナサイ。そのフランス語の演劇のタイトルも忘れました)と言われ「無理だよ」と言ったら「フランス語は俺が教えてやるから」と言われ、ステージに立ったのがきっかけだったとか。
それでも、児玉さんの志望は、研究者になることだったとテレビでは語られていました。
けれども「卒業間際のお母様の急死で、俳優の道を進むことになった」と言うのを聞き、「なんだか私と似てるなあ~」と、またちょっと、親しみを感じました。
私も、卒論を書いている最中に、父を突然亡くし、教員の道に進んだからです。
(ホントのことを書くと、4年生の時は、教員採用試験を受けず、他の職種の就職活動をしていて、全部落ちてました。だけど結構、当時の自分は開き直ってて「今まで一回も浪人してないもん。一年くらい就職浪人でもいいや」と思ってたんです。
でも、父が亡くなり、そんなこと言ってられなくなった、のが本当のこと。
あの時は、大学の先生方、同級生のみんな、たくさんの方に助けて頂きました。
私を初めてキリスト教に導いてくださった田中信生先生が仰った言葉に「人生には『まさか』という坂がある」というのがあるのですが、私たち家族にとって、父の死は、まさにそれでした。
あーゴメンナサイ。話がそれちゃいましたね。
これは私の個人的な児玉清さんへの印象なのですが、この方は俳優生活だけではなく、実際の私生活も、誠実に生きられた方のような気がしてならないのです。
なんでこんなことを書いたかと申し上げると、私は歌舞伎が大好きで、贔屓の役者さんもいるのですが、ある大好きな歌舞伎役者さんが独身時代、ある女性との間に子供があった、という事実を聞いてから、その歌舞伎役者さんに対するファン度(こんな言葉があるかは、わかりまっしぇん・・・シズコの造語かもしれませんよ)が、がががーん
と一気にダウンしたからです。
「遊び?(浮気?)も芸の肥やし」という言葉があるかどうかわかりませんが、私は納得いかないんです。
そういう意味で、私は児玉清さんの死を聞いた時、とても淋しかったです。
児玉清さんのご冥福と、ご遺族の方々の慰めを心からお祈り申し上げ、このブログをアップします。
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なぜあなたは恐れるのか。
死ぬべき人、草にも等しい人の子を
旧約聖書:イザヤ書51章12節
昨夜、俳優の児玉清さんが亡くなられたと聞いて、とてもショックでした。
好きな俳優さんの一人でした。
故・田宮二郎さん主演の「白い巨塔」で、田宮さん演じる財前教授を訴える側の弁護士、関口という役をなさっていたのが、とても印象的でした。私はこの役で、児玉清さんのファンになりました。
また、大変な読書家だと知り、素敵だなあ。と感じました。
昨日、偶然知ったのですが、亡くなった父と同じ年の生まれだと知り、余計、悲しみがつのりました。
今日は用事があったり、自宅にお客様がいらしたりして、結構忙しい一日だったのですが、さっき夕方のテレビで、児玉清さんのことを詳しく紹介していたのを思わず見入ってしまいました。
児玉さんは、仏文学の大家・篠沢秀夫さんの親友だったのですね。全く知らなかったです。
学習院時代からの大親友で、「篠沢さんがいなければ私は俳優になっていなかっただろう」とまで話しておられました。
もっとびっくりしたのは、篠沢さんが入院中で、もう話しができなくなっている状態のところが出たので、「ご病気だったんだ?どんな病気だろう?」と今ウィキペディアで調べたら筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気をされて、器官切開をされていたとか!
だから・・・筆談しかもうできなかったのだなあ・・・と驚きました。
学習院大学時代、篠沢さんは「フランス語の天才」と言われていたそうです。
児玉さんは、ドイツ語かドイツ文学(ごめんなさい、聞き逃しました。)を専攻しておられ、篠沢さんに「○○という演劇の主役をやれ」と(ゴメンナサイ。そのフランス語の演劇のタイトルも忘れました)と言われ「無理だよ」と言ったら「フランス語は俺が教えてやるから」と言われ、ステージに立ったのがきっかけだったとか。
それでも、児玉さんの志望は、研究者になることだったとテレビでは語られていました。
けれども「卒業間際のお母様の急死で、俳優の道を進むことになった」と言うのを聞き、「なんだか私と似てるなあ~」と、またちょっと、親しみを感じました。
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私も、卒論を書いている最中に、父を突然亡くし、教員の道に進んだからです。
(ホントのことを書くと、4年生の時は、教員採用試験を受けず、他の職種の就職活動をしていて、全部落ちてました。だけど結構、当時の自分は開き直ってて「今まで一回も浪人してないもん。一年くらい就職浪人でもいいや」と思ってたんです。
でも、父が亡くなり、そんなこと言ってられなくなった、のが本当のこと。
あの時は、大学の先生方、同級生のみんな、たくさんの方に助けて頂きました。
私を初めてキリスト教に導いてくださった田中信生先生が仰った言葉に「人生には『まさか』という坂がある」というのがあるのですが、私たち家族にとって、父の死は、まさにそれでした。
あーゴメンナサイ。話がそれちゃいましたね。
これは私の個人的な児玉清さんへの印象なのですが、この方は俳優生活だけではなく、実際の私生活も、誠実に生きられた方のような気がしてならないのです。
なんでこんなことを書いたかと申し上げると、私は歌舞伎が大好きで、贔屓の役者さんもいるのですが、ある大好きな歌舞伎役者さんが独身時代、ある女性との間に子供があった、という事実を聞いてから、その歌舞伎役者さんに対するファン度(こんな言葉があるかは、わかりまっしぇん・・・シズコの造語かもしれませんよ)が、がががーん
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「遊び?(浮気?)も芸の肥やし」という言葉があるかどうかわかりませんが、私は納得いかないんです。
そういう意味で、私は児玉清さんの死を聞いた時、とても淋しかったです。
児玉清さんのご冥福と、ご遺族の方々の慰めを心からお祈り申し上げ、このブログをアップします。
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わ、わかーーい!
→http://www.youtube.com/watch?v=ey-ThV5hR18
見てねん
昭和っていう時代を、改めて感じて見ました。
こっちは5分弱なので、良かったらご覧ください。「白い巨塔」です。
→http://www.youtube.com/watch?v=LfwgzAQr-y0&feature=related