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苦難の中から主を呼ぶと
主はわたしに答えてくださった。
「主よ、わたしの魂を助け出してください
偽って語る唇から、欺いて語る舌から。」
旧約聖書:詩編120編1節
ドクターストップがかかってから、心身ともにさえない日が続く。
夕食後、久しぶりに男声合唱を聴きたくなって、you tubeで検索してみた。
聴きたいのは「ごびらっふの独白」という男声合唱である。
検索して一番最初に出てきたのが「第56回東西四大学合唱演奏会でのW大学グリークラブの演奏。」だったので、「Wグリーなら、まあ」と思い聴いてみた。
・・・・
大変申し訳ないのだが、私の期待していた演奏とは違った。
次に、ある男声合唱団のコンサートの演奏を聴いてみた。
こちらの方が、かなり私の記憶の「ごびらっふの独白」に近いなあ・・・と思ったら
やっぱり途中から、ピアノと歌が、テンポを刻まず走ってしまった。
「あーあ」と残念でした。
全くの独断と偏見なのだが、私はつくづく、高校時代全日本合唱コンクール全国大会で聴いた演奏が耳に焼き付いてしまってるのだなあと思った。
私の理想の「ごびらっふの独白」は多分、記憶に間違いがなければ「崇徳高校グリークラブ」が、全国大会で歌った「ごびらっふの独白」なのである。あれは、今でもテンポやピアノの速度、言葉の子音の出し方(私はこの、言葉が聞こえない合唱と言うのは、濁った水を耳に流されているようで好きになれない)とかが、耳に染み付いている。
思うに、コンクールとコンサート(=定期演奏会)の差はなんだろう?と思い、ふと、気がついた。一つは「時間制限の有る無し」コンクールは私が参加した当時に限り、時間制限があった。今も多分そうだと思うのだが・・・。コンサート(=定期演奏会)は、タイムスケジュールはあるが、演奏者の興奮度や、観客の興奮度が高まると時間が伸びてしまうことが往々にあると思う。
私は、合唱現役時代、実はコンクールが大好きだった。
コンクールのステージを降りて今、思うに物凄くおおざっぱに言うと、時間制限というものがあることで、合唱団は思った以上に緊張感が増して、レヴェルの高い音楽に達することがあるのではないか?と感じている。また、全国大会に限って思うに、やはりレヴェルは(今もだろうけれど)当時はかなり高かった気がする。思い出すと笑ってしまいそうになるのだが、コンクールの演奏前に他の団体とすれ違うと、殺気?でもないが、何か緊張感が漂っていたことが懐かしい。
で、男声合唱に戻る。
何故私が「ごびらっふの独白」が好きなのかは、「男声合唱の勢い」を感じられるからなのだ。特に、20余年前全国大会コンクールで聴いた崇徳高校の「ごびらっふ」は秀逸だったと思う。今You Tubeで聴いた演奏は、途中から演奏者なのか?指揮者なのか?それともピアノ伴奏者なのか?私にはわからないけれど、途中から興奮してしまって、テンポがまるで刻まれていなくて、走ってしまい、聴いていて私には気持ちが悪かった。
崇徳高校の演奏は、「気持ちが高ぶっても、ちゃんと一定のテンポを刻んで歌っていたなあ」という心地よさが記憶にあって、だから好きなのかもしれない。
これは、合唱をする自分への自戒も込めて書いているのだが、合唱は特に、歌い手や指揮者が興奮してしまうと、テンポが滅茶苦茶になり、全くの自己満足の演奏になってしまうのが、とても怖い。これほど恥ずかしい演奏は私は無いと思う。けれど良く、アマチュアのコンサートや定期演奏会にはありがちなことだ。モチロン、かつての私の歌った演奏を聴き返しても、そう言う演奏がゴロゴロ出てくる。聞き手になって聴いていると恥ずかしい。
でも、書いてて思う。テンポを一定に刻むのって、凄く難しいよね?
で、男声合唱に戻りたいよ~!(苦笑)
男声合唱の私にとっての魅力はやっぱり「迫力」の問題。
どんなに女声合唱団のアルトが頑張っても、これだけは真似できないなあという、男声合唱には美しい堅固さ、迫力があるなと思う。ただ、一つだけ例外を認めるとしたら、かつての「安積女子高校のアルト」は、男声合唱のような堅固ですっと立つような美しさを持っていたと思う。
もう一つは、「ベースの存在」。聖書にも「岩の上に土台を建てなさい」とあるが、合唱もまさにそう思う。私の独断だが、男声合唱ならベース。女声合唱ならアルト。混声合唱団ならやはりベースがしっかりしている合唱団の歌は、聴いていて心地良い。
あー、なんでこんなに合唱のことを書いたかというと
「歌いたいんです」
音楽から離れると、つくづく私は音楽なしでは生きていけないんだな~と思う。
カラオケでもいい。がんがん歌いたい。音程なんかぶっとばして歌って。そこから心が燃えるような歌を歌いたくて仕方が無い。今そんな気持ちで居ます。
追記:NHK合唱コンクールを最近、「Nコン」というのだと知って、わたしゃーたまげました。
「あーおばさんになっちまっただよ」そう思った、私です。
Nコンねえ・・・。はぁ~・・・・
(なんでも略せば良いってもんじゃねーぞっ!
・・・と柄の悪いおばさんは、最後にやっぱり書いちゃいました。ごみんね。
)
画像は久しぶりの「ゆうがたクインテット」から「夢の続き」
シャープ君が鼻ちょうちんだして寝てるのを、みんなそっと見守る。
いーですなあ・・・。

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主はわたしに答えてくださった。
「主よ、わたしの魂を助け出してください
偽って語る唇から、欺いて語る舌から。」
旧約聖書:詩編120編1節
ドクターストップがかかってから、心身ともにさえない日が続く。
夕食後、久しぶりに男声合唱を聴きたくなって、you tubeで検索してみた。
聴きたいのは「ごびらっふの独白」という男声合唱である。
検索して一番最初に出てきたのが「第56回東西四大学合唱演奏会でのW大学グリークラブの演奏。」だったので、「Wグリーなら、まあ」と思い聴いてみた。
・・・・
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次に、ある男声合唱団のコンサートの演奏を聴いてみた。
こちらの方が、かなり私の記憶の「ごびらっふの独白」に近いなあ・・・と思ったら
やっぱり途中から、ピアノと歌が、テンポを刻まず走ってしまった。
「あーあ」と残念でした。
全くの独断と偏見なのだが、私はつくづく、高校時代全日本合唱コンクール全国大会で聴いた演奏が耳に焼き付いてしまってるのだなあと思った。
私の理想の「ごびらっふの独白」は多分、記憶に間違いがなければ「崇徳高校グリークラブ」が、全国大会で歌った「ごびらっふの独白」なのである。あれは、今でもテンポやピアノの速度、言葉の子音の出し方(私はこの、言葉が聞こえない合唱と言うのは、濁った水を耳に流されているようで好きになれない)とかが、耳に染み付いている。
思うに、コンクールとコンサート(=定期演奏会)の差はなんだろう?と思い、ふと、気がついた。一つは「時間制限の有る無し」コンクールは私が参加した当時に限り、時間制限があった。今も多分そうだと思うのだが・・・。コンサート(=定期演奏会)は、タイムスケジュールはあるが、演奏者の興奮度や、観客の興奮度が高まると時間が伸びてしまうことが往々にあると思う。
私は、合唱現役時代、実はコンクールが大好きだった。
コンクールのステージを降りて今、思うに物凄くおおざっぱに言うと、時間制限というものがあることで、合唱団は思った以上に緊張感が増して、レヴェルの高い音楽に達することがあるのではないか?と感じている。また、全国大会に限って思うに、やはりレヴェルは(今もだろうけれど)当時はかなり高かった気がする。思い出すと笑ってしまいそうになるのだが、コンクールの演奏前に他の団体とすれ違うと、殺気?でもないが、何か緊張感が漂っていたことが懐かしい。
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で、男声合唱に戻る。
何故私が「ごびらっふの独白」が好きなのかは、「男声合唱の勢い」を感じられるからなのだ。特に、20余年前全国大会コンクールで聴いた崇徳高校の「ごびらっふ」は秀逸だったと思う。今You Tubeで聴いた演奏は、途中から演奏者なのか?指揮者なのか?それともピアノ伴奏者なのか?私にはわからないけれど、途中から興奮してしまって、テンポがまるで刻まれていなくて、走ってしまい、聴いていて私には気持ちが悪かった。
崇徳高校の演奏は、「気持ちが高ぶっても、ちゃんと一定のテンポを刻んで歌っていたなあ」という心地よさが記憶にあって、だから好きなのかもしれない。
これは、合唱をする自分への自戒も込めて書いているのだが、合唱は特に、歌い手や指揮者が興奮してしまうと、テンポが滅茶苦茶になり、全くの自己満足の演奏になってしまうのが、とても怖い。これほど恥ずかしい演奏は私は無いと思う。けれど良く、アマチュアのコンサートや定期演奏会にはありがちなことだ。モチロン、かつての私の歌った演奏を聴き返しても、そう言う演奏がゴロゴロ出てくる。聞き手になって聴いていると恥ずかしい。
でも、書いてて思う。テンポを一定に刻むのって、凄く難しいよね?
で、男声合唱に戻りたいよ~!(苦笑)
男声合唱の私にとっての魅力はやっぱり「迫力」の問題。
どんなに女声合唱団のアルトが頑張っても、これだけは真似できないなあという、男声合唱には美しい堅固さ、迫力があるなと思う。ただ、一つだけ例外を認めるとしたら、かつての「安積女子高校のアルト」は、男声合唱のような堅固ですっと立つような美しさを持っていたと思う。
もう一つは、「ベースの存在」。聖書にも「岩の上に土台を建てなさい」とあるが、合唱もまさにそう思う。私の独断だが、男声合唱ならベース。女声合唱ならアルト。混声合唱団ならやはりベースがしっかりしている合唱団の歌は、聴いていて心地良い。
あー、なんでこんなに合唱のことを書いたかというと
「歌いたいんです」
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音楽から離れると、つくづく私は音楽なしでは生きていけないんだな~と思う。
カラオケでもいい。がんがん歌いたい。音程なんかぶっとばして歌って。そこから心が燃えるような歌を歌いたくて仕方が無い。今そんな気持ちで居ます。
追記:NHK合唱コンクールを最近、「Nコン」というのだと知って、わたしゃーたまげました。
「あーおばさんになっちまっただよ」そう思った、私です。
Nコンねえ・・・。はぁ~・・・・
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画像は久しぶりの「ゆうがたクインテット」から「夢の続き」
シャープ君が鼻ちょうちんだして寝てるのを、みんなそっと見守る。
いーですなあ・・・。
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前にも貼らせてもらった I Fagiolini演奏の「エレミヤ哀歌」です。
You tubeでは・・・うーん、これが一番の私の好みだなあ。
これ聴いたら、なんだかかなりすっきりしました。
声もルックスも良いって(私の好みですが)やっぱり良いです。
これずーっと聴いてても飽きないもん。
「男声合唱好きだわ~ん」って言う方にお勧め?です。聴いて下さいませ。