教育と臨床心理のおもちゃ箱

歳を重ねるとは経験知が増える。知が統合し、また新たな知恵となる。教育と臨床心理を軸に思いを伝えたい。

「茶道の神髄」について

2015年11月02日 | 解説
「茶道の神髄」は、中学校での伝統文化学習を取り入れる時に、茶道についての知識を得ようと購入した本からの引用です。
 地域の裏千家支部の先生方からの協力を得て、1グループ6名の生徒に2名の先生方がご指導いただけるという貴重な体験の場でした。
 冬場の寒い体育館の床に敷かれた柔道畳の上で、和服姿の先生方からお辞儀の真・行・草について真剣に学ぶ生徒たち。週2時間×5回という限られた時間でしたが、第1回目の終わりごろには、主客並んで正座する生徒たちの姿が、堂々として背中に筋金が通ったような気がしました。学習指導要領にも示された「伝統文化」の大切さを、何よりも教師である私自身が、実際に体験することによって実感できたのです。茶道のみならず人間の成長という視点でも含蓄のある言葉だと思います。
 ちなみに、集中的な教育課程編成ではありましたが、「茶道」以外にも、「俳句」、「書道」、「日本民謡」、「煎茶道」、「弓道」、「華道」の7コースを設け、それぞれの達人にご指導いただきました。

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