大人たちは、ともすれば子どもに無理なことをさせようとする。しかも、それが子どものために良いことだと信じてやらせている。
しかし、結果は無理強いしたり、「なんでできないの」と叱ったりすることになる場合が多いのではなかろうか。
子どもに何かをやらせようとするとき、子どもができることかどうか(もちろん、できるのにさせてないことの方が多いのであるが)きちんと見極めることが重要である。
それは、子どもの能力、経験、環境、モチベーションなど様々な観点から判断しなければならないのであるが、もっとも重要なことは、子ども自らの意思で決定することである。
自分で決めて行動したことであれば、どんな結果であっても「誰にもできない、あなただけのもの」なのである。結果は必ずしも大人が求める”成功”だとは限らない。子どもが行動した結果を、大人の基準で”成功””か”失敗””かと決めつけるのではなく、その行動にどのような価値があるのかを見出して、子どもが納得できるように伝えることも、大人の大切な責任である。子どもは経験を重ねて成長するものであるから、行動することが重要である。
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