ピアノの演奏には付きものの「和音」。
狭い意味では「2つ以上の音が同時に鳴り響く(弾かれる)こと」をそう言います。
もっとも、2つの場合は「重音」と呼ぶことの方が一般的かもしれません。
「和音」と聞いてイメージするのは、例えば(低い方から)♪ド・ミ・ソ♪ のように並んだ、
三和音を指すことの方が多いかと思います。
♪ド・ミ・ソ♪ を鍵盤でよく見てみると、音を1つ飛ばしにした状態で並んでいますね。
他にも ♪レ・ファ・ラ♪ とか、♪ソ・シ・レ♪ なんていうのも、同様に音が1つ飛びの状態になっています。
和音の場合、積み重なっている、と言った方が良いかもしれません。
この1つ飛びでキレイにお団子のように並んでいる状態を「基本形」と言います。
しかし、実際に曲の中に和音が現れる時、いつでもこの状態という訳ではないのですね
♪ド・ミ・ソ♪ が ♪ミ・ソ・ド♪ あるいは ♪ソ・ド・ミ♪ というような形で出てくることもしばしばです。
これらを和音の「転回形」と言います。
実はこの転回形になった途端、基本形とは全く別物、のように認識してしまう生徒さんが意外にも多く、
何かわかりやすく説明できて、理解がしやすい方法はないかなあ・・と、考えていました。
そんな数年前のある日、100円ショップで見つけたのがコチラ
1~5までの数の概念を理解するための積木と思われますが、これを和音の学習に取り入れました。
色が混ざっていない、3つのところを三和音に見立てて、変化させていきます。
ここでは色を下から オレンジ、黄色、青、と重ねましたが、これを基本形としてみます(使う色は違うものでもok)。
とりあえず3色を決め、各色の音を決めたら(オレンジはド、のように)、転回形はそれを並べ替えしていくだけ。
そうすると、3色以外の色(音)は混ざっていませんから、3つの音が循環しているだけ、というのがよくわかるようです
また、「学校のクラスのメンバーは同じで、席替えしてるだけだから、他のクラスの子はそこには入らないんだよ~」
という例えも加えたところ、ああ、そうかと、すんなり納得してくれました
この積木、和音以外にももちろん数字の学習にも使えますし(指の1~5と一致するので都合が良いんです)、
音の高低や、リズムの学習等々、結構色々な用途に使えて重宝しています。
こんな風に一度分かってしまえば、和音も転回形も、もう怖くありません
和音の仕組み・考え方を理解することで、譜読みもラクに、早くなった生徒さんもたくさんいました。
いつの間にか楽しく覚えることができたら、ベストですよね
恐れ入りますが、当ブログの本文・画像等の無断引用並びに転載は、固くお断り致します。
また、リンクご希望の場合も、予めご連絡下さいますよう、併せてお願い致します。
皆さまのご理解・ご協力、何卒よろしくお願い申し上げます。
狭い意味では「2つ以上の音が同時に鳴り響く(弾かれる)こと」をそう言います。
もっとも、2つの場合は「重音」と呼ぶことの方が一般的かもしれません。
「和音」と聞いてイメージするのは、例えば(低い方から)♪ド・ミ・ソ♪ のように並んだ、
三和音を指すことの方が多いかと思います。
♪ド・ミ・ソ♪ を鍵盤でよく見てみると、音を1つ飛ばしにした状態で並んでいますね。
他にも ♪レ・ファ・ラ♪ とか、♪ソ・シ・レ♪ なんていうのも、同様に音が1つ飛びの状態になっています。
和音の場合、積み重なっている、と言った方が良いかもしれません。
この1つ飛びでキレイにお団子のように並んでいる状態を「基本形」と言います。
しかし、実際に曲の中に和音が現れる時、いつでもこの状態という訳ではないのですね
♪ド・ミ・ソ♪ が ♪ミ・ソ・ド♪ あるいは ♪ソ・ド・ミ♪ というような形で出てくることもしばしばです。
これらを和音の「転回形」と言います。
実はこの転回形になった途端、基本形とは全く別物、のように認識してしまう生徒さんが意外にも多く、
何かわかりやすく説明できて、理解がしやすい方法はないかなあ・・と、考えていました。
そんな数年前のある日、100円ショップで見つけたのがコチラ
1~5までの数の概念を理解するための積木と思われますが、これを和音の学習に取り入れました。
色が混ざっていない、3つのところを三和音に見立てて、変化させていきます。
ここでは色を下から オレンジ、黄色、青、と重ねましたが、これを基本形としてみます(使う色は違うものでもok)。
とりあえず3色を決め、各色の音を決めたら(オレンジはド、のように)、転回形はそれを並べ替えしていくだけ。
そうすると、3色以外の色(音)は混ざっていませんから、3つの音が循環しているだけ、というのがよくわかるようです
また、「学校のクラスのメンバーは同じで、席替えしてるだけだから、他のクラスの子はそこには入らないんだよ~」
という例えも加えたところ、ああ、そうかと、すんなり納得してくれました
この積木、和音以外にももちろん数字の学習にも使えますし(指の1~5と一致するので都合が良いんです)、
音の高低や、リズムの学習等々、結構色々な用途に使えて重宝しています。
こんな風に一度分かってしまえば、和音も転回形も、もう怖くありません
和音の仕組み・考え方を理解することで、譜読みもラクに、早くなった生徒さんもたくさんいました。
いつの間にか楽しく覚えることができたら、ベストですよね
恐れ入りますが、当ブログの本文・画像等の無断引用並びに転載は、固くお断り致します。
また、リンクご希望の場合も、予めご連絡下さいますよう、併せてお願い致します。
皆さまのご理解・ご協力、何卒よろしくお願い申し上げます。