義と仁叢書2
清水次郎長
一筆庵可候 著
小田原の長脇差の佐太郎さんを訪ねた
次郎長一行(四人)は、近頃、負けがこんでる佐太郎さん
から寝ている間に着るものまで盗まれてその分も賭場で負けてしまった。
次郎長達は仕方なく、武州高萩の万次郎兄貴のもとに向かいます。下帯ひとつの裸のままで。。
途中の茶店で主にでまかせの嘘を言って古着一枚手に入れて、代わる代わる着て、漸く高萩に着きました。
なんとも、おおらか。殺伐としてないのが
爽快だし、どこか青春ドラマのような
感じがございます。
読んでいて、まだ新卒から2年か3年して いつもお世話になっていた海外専門でお仕事担当される愉快なお客様が、よく言ってた
金井くん、海外でヤバい店に入ったらどうするか知ってる? 決まってんだろ!
走って逃げる。パンツ1枚になってたとしても走って逃げる。わかる?
この場面を思い出した。あの頃、確かに大らかさがあったかもしれない。
このご本を読んでおりますと、こういったニヤニヤが止まらない、リラ〜ックスした感覚に包まれます。
70年代以前のRockミュージックは、音と音の空間隙間が多く、その間の使い方が絶妙でした。そんなことまで、思い出しました。
懐かしい。
----
dokusume.com
逆のものさし講サイコー
http://dokusume.com/modules/store/
〈 肚をつくる読書会 〉
一人で読んだときでは
気がつかなかった驚きと発見を!
一冊の書物を深める読書会。
★肚をつくる読書会HP★
https://haradoku.amebaownd.com/
御恩に感謝いたします。