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イエス・キリストを通して知る神様の愛についてのシェアリング

クリスマスに込めた想い

2016-12-19 14:21:15 | Weblog
12月25日はクリスマスと、今ではこの日のことを知らない人はいないでしょう。

でも「クリスマス」はの本当の意味をご存知の方はどのくらいいるのでしょうか?

実は、クリスチャンである私も、「クリスマス」について知らないことがたくさんありました。

そして、先日も「クリスマス」について知らなかったことを教えていただき、驚いたところです。

ちょっと、シェアーさせてください。


これは、教会で牧師に教えていただいたことです。

・ イエス・キリストが誕生したときに寝かされた場所は、馬小屋ではなく洞窟の中だったようだ。
・ 「飼い葉桶」(ルカ2:7)というのは、洞窟のなかにあった岩のくぼみだったと推測される。
・ その当時のベツレヘムには、「宿屋」(ルカ2:7)というような商業施設はなかったと考えられる。
・ 新生児であったイエスをくるんだ「布」は、いわゆる産着というようなものではなく、みすぼらしいただの布と考えられる。

私たちはイエスの誕生の図を数々の名画で見ていると思いますが、そこには馬小屋の飼い葉桶に寝かされた、真っ白な美しい布にくるまれたイエス・キリストが描かれていました。

そのイメージを持ち続けていた私としては、ちょっとガッカリしました。

聖書にイエスの誕生の様子を書かれているのは、マタイによる福音書の1章と、ルカによる福音書の2章だけですが、確かに「馬小屋」で生まれたとは書いてありません。

なんでも当時は、馬は家畜ではなく、軍用馬として使われていたので一般の家庭に馬小屋はなかったそうです。

そして、イエスが生まれたこのベツレヘムには、商業用の宿はなかったこと、「住民登録」のために里帰りした人たちでベツレヘムのそれぞえれの家に入りきれないほどの人が溢れていたのではないかと推測されるということです。

つまり、ヨセフとマリアは家の中にも入れなくて、仕方なく洞窟にいたところマリアが出産したのではないかということです。

洞窟ですから、ベッドはおろか何の家具も設備も、照明もないところで、出産しなければならなかったようです。

神の子であるイエス・キリストの誕生には、清潔な産着も、美しい寝床も、輝かしい明かりもなかったのでした。

そしてイエス誕生の予告がされたのは「羊飼いたち」でしたが、羊飼いは当時の職業として最も地位が低かったそうです。

彼らは職業柄毎日羊の世話をしなければならなかったので「安息日」を守ることができなかったため、ユダヤ教から破門されてましたし、社会的にも住民登録をしてもらえなかったそうです。

神様の子であり、救い主であるイエス・キリストの誕生した環境は、想像しがたいほど貧しく、みすぼらしいもので、育ての親とされたヨセフとマリア夫婦の家庭は貧しく、産着さえ用意できないほどでした。

また、このような重大ニュースが一番最初に伝えられたのは、社会では最下層の羊飼いで、世の中から疎んじられている存在でした。

イエス・キリストがこのように生まれてきてくれたことが何を現しているのでしょうか。

私が生まれた時はおそらく両親や親せきを始め、周りの人たちから待望され、清潔な産院のきれいなベッドに寝かされ、清潔な産着を着せられていたことでしょう。誕生の時からこれほど恵まれていて、その後も恵みを受け続けて今まで生きてくることができました。

私が知らないことはまだまだたくさんあります。一生かけてもすべてを知り尽くすことはできないでしょう。

だから、知っているつもりにならず、謙虚に教えを請うものでありたいと思います。

イエスは、生まれた時も、十字架にかけられた時も、輝かしい誉れがまったくなかったけれども、今や「クリスマス」は世界中で知られています。

「クリスマス」がイエスの誕生日だと知らない人がたくさんいても、ただのお祭り騒ぎや、パーティーやデートになっていても、それらをすべて受け入れて良しとしてくださっています。

そのような懐の広いイエス・キリストの恵みを覚えて「クリスマス」は、みんなが互いに感謝をする日になったらいいなあと思いました。