無線機なんてものは、アマチュア業務の中身を考えたら『現行普及機』で十分です。ところが『再開組』で『シンニアマ』ときたら『200Wの局免』を額に入れて壁に飾り、新製品が出たと聞けば『フラッグシップ機』なんぞに大枚はたいて購入しますね。優秀なDXerやリスペクトしているOMは『常にスコアアップ』を目指しています。これは、会社経営で言えば『常に自社の優れた業績に関心がある』『立派な社長室なんかには全く興味がない』のです。営業時代に訪問先の『与信』をする際『立派な社長室がある会社』や『店頭に金庫がある会社は気を付けろ』と、よく言われたものです。
【写真:ボロ会社に限って、立派な社長室がある】
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◆本音は高価なRIGに囲まれたら『気分がいい』という程度のもの。
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アホな社長ほど『立派な社長室』を作って、
仰々しい応接間を作って客を通し『自慢』しています。
あるいは、店頭に『さも、カネがおまっせ』と言わんばかりに、
クソでかい金庫が『鎮座マシマシ』だが『中身はからっぽ』です。
店頭に金庫がある会社は、実はおカネに困っていることが多いのです。
こういうのを『店のカネ』、つまり『見せ金』といいます。
優秀な会社の社長の関心ごとは『自社の優れた業績』です。
これを、アマチュア無線に置き換えてみたら、
自局のDXCCの進捗具合や、AWARD、コンテスト、
あるいは目標に到達させるために必要な通信機器やアンテナの整備です。
フラッグシップ機や200W局免を飾る・・・。
小道具や舞台装置を並べて『雰囲気』を醸しているだけのお話です。
アホな社長は『営業戦略上必要だ』という『大義名分』を立てて、
銀行の担当者が訪問してきた際に『社長室に通して見せびらかす』のです。
本来、銀行員が来るのではなく、社長が銀行を訪問し計画や実績を報告するモノです。
見せびらかされた銀行員は『一坪一坪、血のにじむカネがかかっているのを、
あの社長は、わかっていませんね』と『上席』と話しているのを知っていますか?。
そういう会社は『融資審査が通りにくい、審査が厳しい、与信は低い』のです。
確かに、立派な社長室はカッコいいですし『気分はいい』のでしょう。
しかし、社長室を立派にしたとて利益は生まないのです。
先日来『80万円のフラッグシップ機に3,000円の釣り竿』と小馬鹿にしていますが、
そもそも、ATUのLCがマッチングを取ってくれているのであって、
3,000円のカーボン釣り竿に『どのような電流分布になっているのかは、よくわからない』のです。
▲カーボン釣り竿は、いかにもアマチュアらしい着眼だが、中身はポンコツアンテナ。
それでも、FT8だと『ATUからカーボン釣り竿へテキトーに電流が流れる』から、そこそこ電波が飛ぶわけです。
28MHz→24→21→18→14→10→・・・と、コンディションを見るのは結構。
しかし『あんた、センターピン、定まってませんがな』と感じます。
どの周波数を『センターピンに定めて、どのような攻めをするのか?』。
何となく、海外と交信できているから、今は楽しいでしょう。
また、ローカル仲間と430MHz帯・FM・メイン周辺で、
HFでDXを追いかけながら『ローカルラグチューをする行為』は、
聴いているビギナーを『下に見ているからできる自慢行為』です。
人を下に見て、自慢ばかりしているようなヤツとは友達でいる必要はありませんね。
ホンマもんのDXerは、わざわざDX情報を430MHz帯・FMで『放送』などしません。
DXer同士、連絡を取りあうなら『秘匿性が一定の担保できるZOOM』や、
どうしても電波で連絡を取りあうなら『メインから離れたところ』でやっています。
ボロ会社の社長と、ポンコツ局長が被って見えるのは私だけではありません。
裏で『笑いものになっているのを知るべき』でしょう。
センターピンが定まっていないから、
DXCCとて、MIXで150エンティティ程度・・・。
150エンティティくらいなら、きちんと整合が取れた50Wで、
10・14MHzを除いた『3アマ』でもできるのを認識すべきでしょう。
200Wの局免を額に入れて飾っても『5年後は「紙くず」』になっているのは火を見るよりも明らかです。
アマチュア無線とて『いろんな人がいる社会』です。交友関係にも『きちんと与信』しましょう。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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