主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD [KATY LIED/Steely Dan]

2005年04月22日 | CDレビュー(AOR編)
完璧主義者

スティーリー・ダンはご存知の通りドナルド・フェイゲンとウォルターベッカー2人のプロジェクト的な存在だが、以前は他のメンバーもいたようだ。このアルバム「うそつきケティ」以降は、ご存知の通りゲストミュージシャン三昧の贅沢なアルバムを作って行くことになる。このアルバムでは、リック・デリンジャー、ウィルトン・フェルダー、ラリー・カールトン、マイケル・マクドナルド、デビット・ペイチ、ジェフ・ポーカロなど優れたスタジオ・ミュージシャンたちを起用して成功を収めている。起用の仕方もとても贅沢で、曲ごとにスタジオ・ミュージシャンを使い分けるという世界一贅沢なアルバム作りを行うバンドになっていました。しかもOKテイクがなかなか出ないらしいしね。(笑) とっても制作費も掛かりそう・・(笑) そんな形で作られたこのアルバムでは、ジャズ志向をさらに押し進め、ラリー・カールトン等のジャズ系(当時は)のミュージシャンを起用し、ブルースとジャズにちょっとロックがはいった難解な独特の世界を作り上げて行くことになる。時代はクロスオーバーブームで、この手のクロスオーバーサウンドも人気を呼び、アルバムは全米13位を記録した。また、その音楽性の高さからミュージシャンたちからも尊敬されるユニットとして一目置かれる存在となっていったようだ。内容については今聞くとさすがに音作り等に古さを感じるが、独特の転調の多い凝ったコード進行と、フェイゲンのいなたいVocal&コーラスと、サウンドメイクとツボを得たアレンジは、今後の彼らの人気アルバムへの予感を感じさせる。

1.Black Friday
2.Bad Sneakers
3.Rose Darling
4.Daddy Don't Live In That NewYork City No More
5.Doctor Wu
6.Everyone's Gone To The Movies
7.Your Gold Teeth II
8.Chain Lightning
9.Any World
10.Throw Back The Little Ones

 

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3 コメント

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意外と知られてないみたいですが (yoshi)
2005-04-22 21:06:32
SDの二人って譜面がダメで、ハミングをカールトンが採譜したりとかだったんですよね。(笑)

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らしいですね。 (主審)
2005-04-22 23:22:01
なんでも、御本家が他のミュージシャンにアレンジ譜を書いて渡して説明していたとか?Ajaのメイキングでそんな一幕がありましたね。ラリー・カールトンはSteely Danにとっても重要な役割を果たしていたようですね。さすがは御本家!
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これも好きですが (Sken)
2005-04-23 11:44:59
私はこの次のアルバムが一番好きです。

『幻想の摩天楼』ってすごいタイトルですが。

これについては次の機会に書きますが、この

『うそつきケティ』ではJeffが大活躍ですねぇ。この時期

ライヴにも同行していたようで。ここでは重要な人が

結構参加してますよね。Paich,Omartianなどなど。
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