◆ロンドン五輪最終予選 日本 VS シリア

27日にロンドン・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選第3戦が行われ、U－22日本代表はホームでU－22シリア代表と対戦した。

　グループCの日本とシリアは、ここまで2連勝で同じく勝ち点6としているが、総得点差でシリアが首位。
オリンピック出場権はグループ1位のみに与えられるため、日本はホームで勝ち点3が必要な試合となった。

　前半は一進一退の攻防が繰り広げられる。日本は大迫勇也や山田直輝が積極的に前線でボールを受け、
攻撃を繰り出すが、決定力を欠きゴールを奪えない。一方のシリアも個人技を生かして攻めるが日本守備陣を崩すまでには至らない。

　そして迎えた45分、右CKを得た日本は、キッカーの扇原貴宏がショートコーナーを選択。これを受けた東慶悟がリターンし、
扇原がクロスを上げると、濱田水輝がヘディングシュートを決め、貴重な先制点を奪った。

　後半も日本はシリアゴールを攻め立てる。58分、大津祐樹のスルーパスを受けた山田がGKとの一対一を迎えるが、
GKの好セーブに阻まれる。その後も大 迫のシュートのこぼれ球を東が詰めるもゴールネットを揺らせず、
決定機を生かすことができない。すると75分、日本はシリアにゴールを許し、同点に追いつ かれてしまう。

　ホームで勝ち点3がほしい日本は、大迫に代えて永井謙佑、山田に代えて山崎亮平を投入し、
攻撃のギアを上げると85分、左サイドを駆け上がった比嘉祐介のクロスを大津が頭で合わせて勝ち越しに成功した。

日本はこのリードを最後まで守り切り勝利。これで3連勝とし、グループC首位に浮上している。日本は次節、来年2月5日にアウェーでシリアと対戦する。

なんとかホームで勝ち点3をあげることができましたが、非常に厳しい試合になりました。
シリアは個人技に優れフィジカルも強く特に10番の選手は体も大きく、
テクニックも素晴らしく得点も上げましたが、なんども決定的なシーンを作り出してました。

日本は扇原、山田直輝が非常にいい働きをしていました。
扇原は中盤の底から攻撃のスイッチを入れる形でボールを前線に配給していました。
山田直輝は先日の怪我の影響も感じさせない素晴らしい動きで右に左に動いてボールに良く絡んでいましたね。

大迫や大津も動きが良く、前線でいいコンビネーションを見せてました。
大津は勝ち越しゴールを決めるなどこの2連戦では結果を出してますね。
今日は東がもう一つ本調子じゃなかったのか？
いい形で攻撃に絡めませんでしたね。

次戦は今日と同じ相手シリアとのアウェー戦になるようで、
これはかなり厳しい戦いになりそうですね。

この最終予選は1位抜けなので、2位だとプレーオフってことになるので、
きっちり1位で勝ち抜けないといけません。

このグループはシリアとの一騎打ちになりましたね。
次戦が事実上の天王山でしょうか。