主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD [Raise/Earth Wind & Fire]

2005年03月05日 | CDレビュー(SOUL・BLACK編)
David Fosterとコラボレーションを終えて?

彼らの礎であり原点である、ファンクへの回帰が感じられる、しかしながら、オープニングナンバーの1.Let's Grooveにみられるようなエレクトリック・ファンクへのアプローチ的な音作りが、この時代の最先端のサウンドを作り出した。録音技術やシンセサイザーの進歩がEW&Fを泥臭いファンク・バンドからセンスの良いエレクトリック・ファンクなバンドに転身させたのではないだろうか。ホーンセクションの分厚さやシンセベース、ボコーダなどを駆使して、ニュータイプのファンク・バンドのあり方を示したともいえる。さて、この曲は当時の日本のDiscoブームにはまさにドンピシャのサウンドで、Discoではもちろん、一般的なヒットチャートにおいてもかなりの大ヒットを記録したと記憶している。ダンスフロアにボコーダーの音が響き渡るとみんな一斉に座席から立ち上がるという光景を何度も目にした。また、8.Wanna Be With You などDavid Fosterとの仕事からの影響を感じられるような曲もありバラエティに富んでいる。
残念なのはAl Mackeyが前作を最後に脱退したこだ、やはりあのカッティングは捨てがたい。そんなこともありこのアルバムではゲストミュージシャンの起用を最小限にとどめて、グループとしてのサウンドをより前面に打ち出している感じがする。

1.Let's Groove
2.Lady Sun
3.My Love
4.Evolution Orange
5.Kalimba Tree
6.You Are a Winner
7.I've Had Enough
8.Wanna Be With You
9.Changing Times

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