パリで開かれているCOP21。
地球の温暖化をいかに食い止めるかを議論しよう。
そういう枠組みを作ろうと開かれた。
最初から懸念されていたが、先進国・途上国・島嶼域で見解が分かれている。
インドの首相は温暖化は先進国がもたらしたもの。途上国に対する応分の支援をと。
では、途上国だから二酸化炭素を吐き出していいのだろうか?
南太平洋の島嶼国は海面の上昇で国が海面下になり消滅の危機に瀕している。
法的拘束力を持つ「議定書」を、にはアメリカが連邦議会の承認が得られる可能性が低いと難色を。
「京都議定書」時に「一抜けた」でぶち壊しにした前科がある。
アメリカでは極めて強力な「保守層」がアメリカこそ世界の「一等国」と信じ、そのように行動する。
小さな国が丸ごと海の下に沈んでもなんとも思わない。
宇宙から見る時青い星としてたたえられる「地球」。
地上から仰ぎ見る空は青く美しい。
だが足元が海の中に沈み込んでしまえば仰ぎ見るどころではない。
どういう結論を得るか予断はできない。
言えることは先進国・途上国と角突き合わせて済むことではないはず。
空気が汚れる。
同時に悲惨なテロにより住む場所を追われ、命を奪われることも起きている。
どちらにして難問が突きつけられている現状。
打開の道は果たして・・・。