sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

川上未映子:あこがれ

2015-12-15 18:44:33 | 日記

中身はタイトルとどうだろう。

小六の男子・女子が主人公である。そのためか文体が子供がしゃべるような言葉使いになっている。

よくできている感じ。

今どきの小学生ってこうなのかなーって。

おならのにおいが紅茶の匂いがしたから、女の子に「ヘガティ」と名付けたり。

真ん中で髪の毛をきちんと分けている女の子は「チグリス」

きっと、こうなると思いながら読んでいた。

「チグリス」の姉ちゃんが「ユーフラテス」と仲間内でよんでるとか。

しゃべり方も、大人のようでなく、どこで区切られるのかわからない。

うんとねー、とか、えーとねー、とか。

そんな感じだ。

読み終わるころになって気が付いた。

じっくり読むと、こどもごころが、ああ、こんなこと考えているんだ。と。

 

作者の言葉を借りると、以前と全く違う作品にしたと。

それで、

図書館で初めの頃のを借りて読んだ。

「ヘヴン」

中学生の男子と女子。ともにクラスで苛めに遭っている。

女子のほうはいじめに対し「これは受け入れなければならない」と。

苛めている方が可哀想なんだ。と。

 

 

コメント
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