辺野古新基地の是非を問う県民投票が始まった。
法的な拘束はない。
が、これまで県知事選・名護市長選・国政選挙で相次ぎ与党は敗北してきた。
それにもかかわらず政府は何としても辺野古新基地建設にしがみつき土砂投入を強行している。
県民投票に関しいくつかの自治体が実施を拒否した。
反対・賛成で決められないと。
わからないでもない。
それだけ県民の心が揺れているということだから。
だが、「どちらでもない」を入れたからそれに丸を付けに果たしてどれほどの人が行くだろうか。
これまで沖縄振興に欠かせない米軍基地であった。
商店や夜の街に繰り出す米兵で潤った時期もあった。
だが、今や地元だけで経済は成り立っている。
むしろ米兵の存在が女性に対する暴行あるいは米軍機による被害が多発している。
装備の近代化により騒音はいや増している。
日本を守る米軍と政府はいうが果たしてそうだろうか。
アメリカ政府にしがみつくことが自分たちの政権維持の拠り所としか思っていないのでは。
様々な武器の購入を迫られている。
イージス艦の増備、オスプレイの配備。
果ては、5000億ともいわれるイージスアショアの配備だ。
これには配備先の保守系首長も反発している。
自治体独自で若者に定住してもらおうと奮闘している。
そんな街にこんな物騒なものができるとせっかく来てくれた人が逃げ出すと。
沖縄の県民投票は沖縄の問題ではない。
この国のありようを国民みんなが考える機会では。