参院選が終わった。
安倍は多くの国民が支持してくれたという。
マスコミも余と勝利と書き立てる。
改選前、与党だけで2/3議席を持っていた。
今回の選挙で維新を足しても届かなかった。
自民は改選議席を9議席減だ。
それでも支持されたというのは改憲のために野党を取り込むことに自信があるからだろう。
国民民主党代表は協議に応じるといっている。
ということは自民党案を飲むということだ。
とりあえず四項目で立場が違うといっている。
が、一度土俵に上がったら降りるのは難しい。
立憲民主党、枝野も明確に改憲反対は言明していない。
憲法審査会の議論も進んでいない現状でこれらの政党が踏み込めば2/3どころか
大政翼賛会になる。
70年間一度も変更されていないからそろそろいいんではないか?
という声も巷では聞かれる。
時間の経過が同行ではない。
変えてはいけないものは変えてはいけない。
自民党原案では現行憲法の基本理念がすべて削られている。
九条について安倍はこう言っている。
現行条文はそのままで自衛隊の存在を明記したいと。
これほど矛盾した話はないだろう。
戦力不保持と国の交戦権を放棄している。
軍隊と同じかそれ以上の「軍隊」である自衛隊の存在は相いれない。
その矛盾はお構いなしだ。
一度書き込めば戦力不保持と交戦権を可能にすることなど想定ないだろう。
こうしてじわじわと日本を戦争する国に変貌させようとしている。
今回投票しなかった5割超の国民は国民投票で賛成票を投じるだろう。
投票率の低下が安倍の自信の表れだろう。
徴兵制がどうこうより国民の自由を奪ってしまう。
ここが一番恐ろしいことだ。
ヤジが起きることを想定してSPとは別に警視庁から私腹を派遣させた。
こういうことが安倍の改憲によりさらに強く推し進められる。
現に、マスコミもこの札幌の件は一言も報じなかった。
SNSによって拡散してからようやくこういうことがあった程度の報じぶりだ。