一年納めの九州場所。
千秋楽を待たずに横綱白鵬が自己記録更新の43回目の優勝を決めた。
多彩な取り口を見せる横綱だが昨日の決まり手は外掛けだ。
おそらく初めてだと思う。
体が密着して考えることなく出た外掛けだろう。
横綱らしくない。品位を欠くなどの批判がずいぶん出るようになった。
確かにそれは否定できない。
張り差し、かち上げなどだ。
正面から受けて立つのが横綱だと。
正論というかこうあるべしの論立てか。
今場所に限らないが周りがだらしない。
特に大関。
早々に休む。
こんな楽な場所もないだろう。
終盤に優勝争いが掛かる。
横綱、大関が終盤で星の潰しあいを始める。
それに勝ったものが賜杯を抱ける。
それなりに若手も育って来ているがまだ白鵬を正面から挑んで土俵に這わせることはできない。
負けても土俵を割るだけだ。
本当に白鵬と互角と言うなら土俵上に這わせる相撲でなければ。