成人の日が第二月曜日と定められて久しい。
ひところ、大っぴらに酒を呑んでいいということをひけらかしたくて会場の最前列に一升瓶をもって
がなりたてる一団が現われるということもあった。
過疎化により規制する時期に合わせ夏に成人式を催したり一番集まる時期にやったりと様変わりしてきた。
有る報道では一月十五日というのもそんな古くからある伝統ではないとも。
明治維新により列強に伍するために急ぎ富国強兵に走った。
そのためにも国民が(当時は臣民となるか)心を一つにして国家危急に向かう。
そんな為政者により何かの拠り所が必要でいくつかの「伝統」が作られた。
成人式は戦後どこかの地方で行われていた「行事」を国家的なものに仕立て上げたとも。
いずれにしても何かしらの権威付けはどの時代も、洋の東西を問わず必要なのだろう。