切ったら泣かすよ

好きになるってムツカシイ

アメリカン・ギャングスター

2008年02月02日 | 映画

今日は、昨日から公開されてるアメリカン・ギャングスターを見てきました

この映画、実在した人物を元にした実話で
主役のギャングをデイゼル・ワシントン、
敵対する刑事をラッセル・クロウが演じています
ハーレムの黒人ギャングが、シンジケートを通さず、
単独で麻薬密売のトップにのし上がるわけだし
さらに、自分を追う刑事とも戦いを繰り広げるわけだし
派手な銃撃戦バッチリなギャング映画になるのかな~

・・・いや、待てよ

デイゼル・ワシントンとラッセル・クロウって。
結構、地味-な感じの演技する人たちじゃなかったっけ・・・
アクションじゃないとは言わないけど、ガーン、バーン、ダーン っていう
わかりやすい人たちじゃないような・・・。


          
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ハーレムで親しまれてきたギャングのボス、バンピーが突然の病死。
彼の元で15年間運転手や集計係をしていたフランク(デイゼル・ワシントン)は
他のギャングの傘下に入るか、バンピーの後を継いで身を立てるかを迫られます。
フランクが選んだのは後者で。
目を付けた商売は麻薬の密輸と売買。
シンジケートを通さず、安いコストで純度の高い麻薬を手に入れたかった
フランクは、自ら戦争中のベトナムに乗り込み、現地での買いつけを行います。

フランクはその後も、トラブルが発生したりするとどんなトコでも
臆せず、自分で行動するんですよ
イチバン、危険なところに自分で行く人です
決して、人任せにはしないの。
それだけ信頼できる人がいなかったのかもしれないけど・・・。

成功の目処がつくと田舎から家族(親族)全員を呼び寄せ、
”ファミリー”を築いて「仕事」をしていくスタイルをとります。
家族通しの絆が強いって言うか、血の絆をこんなに信頼してるのって
黒人社会だからなんでしょうかね。・・・あ、中華系もそっか。
なんだか日本じゃそこまで親戚一同、信じてない気がするんだけどね

暗殺や警察を警戒して、目立たないように生活していたフランクも
ちょっとした油断から、リッチー(ラッセウ・クロウ)に目をつけられます。
リッチーらの執拗な捜査によって、フランクは捕まり、ファミリーは
解体されてしまい、全ては無に帰してしまうんですが・・・

「マフィアが100年かけてやれなかったことを1人の黒人がやった」

ということが、一大センセーショナルだったらしいです
タマは、なんにもなくなったなら、同じじゃん とか思ったんですが

ただ、米軍がベトナム戦争から撤退し、麻薬の輸送手段がなくなったフランクが
「輸送手段は別に考える」「取引は続けるつもりだ」と言った際、
取引相手の現地のボスが「私には不利なことになるが」と前置きした後に続けたセリフ、

「頂点で退くのは逃げ出すことにはならない」
( セリフ自体はちょっとちがうと思います うろ覚え

これのセリフにイチバン、おお!と思いました。
人間、引き際が肝心なんだな・・・
欲張っちゃイケナイ

事業も・・・たぶん、人生も・・・