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KIDS

2008年02月11日 | 映画

小池徹平と玉木宏の友情物語、「KIDS」、昨日見てきました
アサト役が小池徹平じゃなかったら、見てなかった映画だけど


          
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どこにでもあるツマラナイ田舎町の、自動車工場で働くタケオ(玉木宏)。
その町に人のキズを自分に移す能力を持ったアサト(小池徹平)が越してくる。
アサトは子供の頃、父親を刺し殺した母親に刺され、そのキズを無意識で
母親に移動させ、「母親を刺した」罪で保護観察中だった。
(母親は夫を殺した罪で服役中)
一方、タケオは小さい頃、酒乱の父親の暴力に晒され、肩には消えない傷を負っていた。
お互いの過去を知り、初めての友情を結ぶ二人。
無邪気に楽しい日々を過ごすのだけれど・・・

「今度、初めて、お母さんに会うんだ。」
「僕の夢は、この町で高校を卒業して、就職して、お母さんと二人で住む事なんだ。」

そう言って、嬉しそうに母親に会いに行ったアサトに、母親が言った言葉は・・・

「あなたみたいなバケモノ、生まれてこなければよかったのよ」
「あなたのせいでここに押し込められているのよ」
「それなのに、まだ私を追い詰めるの」

母親に会った帰り道、玉突き事故の現場に行き合わせたアサトは、
傷ついた人々のキズを全て自分の体に移そうとし、瀕死の重傷になっていた。
やめろというタケオに「僕は死にたいんだ」というアサト。

「どうしたらお母さんは僕を許してくれるのかな」

そんなアサトに、「おまえだけならオレが支える」「オレを頼れ」というタケオ。
アサトは自分の受けたキズを半分、タケオに移し、タケオと生きることを選ぶ。
同じキズを半分ずつ、体に刻んだ二人。
搬送先の病院で、アサトは「僕、もう1度、お母さんに会うよ」とタケオに告げ、
にっこりと笑った。


KIDSはこんなお話でした
アサト・サイドでしか書いてないのは、私の興味の問題です
はんなりと心優しいアサト役、ホント、小池徹平にぴったりで
タケオ役の玉木宏は最近、ヘタレな役どころが多かったので、なんだか・・・
なんだか思い出して、笑っちゃったんですが

玉突き事故で、アサトはタケオにキズを移すこと(一緒に生きること)を選んだけど。
果たして、自分ならそれが選べるかな?ってちょっと考えちゃいました。
アサトの選択は正しくて、そうしたことで、アサトも、またタケオも、
明日に向かって歩いてゆけることになったってわかるんだけど・・・
それでも、自分だったらそれが選べるのかな?って。

・・・選ぶこと、できますか?