雨の土曜日にはしごした映画、第一弾は「ハート・ロッカー」




アカデミー賞、9部門にノミネートされてるハート・ロッカー

イラン戦争で現地に出兵した爆発物処理班を通じて描く、
戦争と兵士のドキュメンタリー映画です

2004年、イランのバクダッド近く。
爆発物処理のスペシャリスト、ブラボー中隊の隊長が爆死する。
彼の後任にやってきたリーダーは、ジェームズ。
死も恐れず、無茶なやり方で、でも確実に爆発物を処理する男。
なにかがひとつ狂えば、死に直結する爆発物処理という仕事で、
全く死を恐れない、むしろ死に向かっていくかのような彼のやり方に、
チームメイト達は大きな信頼と大きな不安の間で揺れ動く。
彼を補佐するサンボーンは元諜報部隊。
綿密な連絡や緻密な計算の上で成り立つ仕事に慣れた彼は
人一倍、ジェームズに不信を抱きながらも精一杯彼を守ろうとする。
爆発物の破片が喉元5cmを飛び去り、死に直面しはサンボーンは
初めて、恐怖感、そして死にたくないという強い思いを持った。
だがジェームズは誰しも何かが怖いさと答える。
やがて任期が明けてジェームズは妻と息子の待つアメリカに戻る。
まだ小さな赤ん坊の息子とともに幸せな日々を送るジェームズだったが・・・
また彼は戦場に舞い戻っていくのだった。
お話は、そんな感じ

冒頭での「戦争は麻薬と同じで止められない高揚感をもたらす」が
ラストの戦場に復帰するジェームズの姿へとループしてました

この映画、ドキュメンタリーなのに、凄く緊張感があって

淡々となりがちなクールで、でもタイクツなドキュメンタリー映画とは全く違う

監督さん、女性なんだけど、全然、そんな感じがしないです

切り口がクールでオトコマエです



劇的なシーンとか特にないのに、この緊張感

この映画は、脚本とか俳優とかじゃなくて、監督のセンスが凄いんだと思いました

アカデミー賞・・・監督賞で取って欲しいなぁ


