ダルビッシュ 中島 岩隈「メジャー」より「カネ」のさもしい根性がクビしめる 【日刊ゲンダイ】
<投手ナンバー2の高給取り>
大リーグでのプレー経験もないのに、いくらなんでも吹っかけ過ぎじゃないか。
このオフ、メジャー入りを目指すダルビッシュ有(25)や中島裕之(29)のことだ。
まずはダル。すでに本人が渡米し、レンジャーズの本拠地テキサスを視察したらしいが、驚くのはダル側の要求額。一部スポーツ紙によれば「年平均2000万ドル(約15億4000万円)」という。
ヤンキースとの交渉期限が日本時間7日午前7時に迫っている中島にしても、複数の米メディアによれば「両者は条件面で大きな開きがあり、契約には程遠い」とか。要は去年2億8000万円だった年俸の大幅ダウンが避けられないからだろう。
岩隈久志(30)が10年オフ、同様に入札制度で米球界入りにチャレンジしながらアスレチックスとの交渉が決裂したのもカネが原因だった。
「メジャーの投手で平均年俸が2000万ドルを超えているのはヤンキースのサバシアひとり(年平均2300万ドル)。仮にダルビッシュがその条件でメジャー入りしたとすればいきなり、投手でナンバー2の高給取りになります」と言うのは大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏だ。
「メジャーのエース級の平均年俸が1400万~1500万ドル(約10億8000万~約11億6000万円)ですからね。かなり強気な要求といえます。内野の控えなら相場は80万~100万ドル(6200万~7700万円)くらい。内野のどのポジションもこなす控えのスペシャリストですら2年300万ドル(約2億3000万円)程度です。『内野の控え』とポジションがはっきりしている中島の年俸が、西武時代より下がるのは仕方ありません。青木の交渉権を獲得したブリュワーズの地元ミルウォーキーでは、補欠の交渉権を獲得するのになぜ250万ドルもビッド(入札)する必要があるのかという批判の声も上がっています」
<野茂は980万円のマイナー契約>
イチロー(マリナーズ=38)は去年、アスレチックスとの交渉がこじれた岩隈に関して、「ポスティングでカネで揉めるなんて信じられない。自分がアメリカに行くときは、代理人にどんな条件でも絶対に行くからって伝えた。アメリカではまったく実績がないのだから当たり前だよね? アメリカで野球をやりたいならそれぐらいの覚悟がないと」と話した。
至極もっともではないか。イチローがマリナーズ入りした当初の年俸は1年目400万ドル、2年目200万ドル、3年目300万ドル。いずれもオリックス時代の最高年俸である5億3000万円を下回った。
メジャー通算123勝の野茂英雄(43)にしても、ドジャースとは当初マイナー契約。近鉄時代に1億4000万円だった年俸は、980万円まで下がった。メジャー2年目にメッツで12勝した吉井理人(現日本ハム投手コーチ=46)は、1年目の年俸がたったの20万ドル(約1600万円)。それでも彼らはメジャーリーガーになることを夢見て海を渡り、イチローは結果として年平均13億円のカネを稼ぐようになった。
というか、日本での実績は捨てて裸一貫、ゼロから勝負するくらいの気概がなければ、生存競争の激しいメジャーで成功しないのではないか。
逆に最初から山ほどカネをもらってメジャー入りした松坂大輔(年平均1000万ドル、現レッドソックス=31)や井川慶(年平均400万ドル、前ヤンキース=32)は、すでにメジャー入りした時点で腹いっぱい。カネだけでなく、VIP待遇で迎えられ気持ちも満たされている。だからこそ勝負の土俵は米国なのに、メジャーに適応する努力をするどころか「マウンドが硬い」「ボールが滑る」などと、いまだにブツクサ言っている。前出の友成氏がこう言った。
<渦巻く妬み>
「斎藤(現ダイヤモンドバックス)や大塚(元パドレス)がいい例じゃないですか。彼らは日本球界で上がり目がなく、わらにもすがる思いで必死にやったからこそ、メジャーでそれなりの地位を確立できた。米国では日本に限らず、中南米やヨーロッパ諸国の選手たちがメジャーリーガーを夢見ている。ただでさえ足の引っ張り合いや差別とも戦わなくてはならないうえ、いきなり高額な給料をもらって入団する日本人選手はそれだけ風当たりも厳しい。ダメならクビくらいの危機感を持ってプレーしないと、メジャーでそれなりの実績を残すのは難しい。最初から高い年俸でプレーするのはどうかと思いますよ」
マイナーは別名「ハンバーガーリーグ」と呼ばれる。ハンバーガーを主食にしなければならないほど貧しいことからこの名が付いた。底辺は厳しくても、メジャーで一流と認知されたときに手にする名誉やカネはケタ違い。カネはメジャーに行ってから稼げばいいのではないか。
(日刊ゲンダイ2012年1月5日掲載)[了]
ダルやナカジが、金にさもしいかどうかはさておき。
イチローのセリフが至極もっともに思えます(^_^)
イワクマンもふくめて、確かに日本球界ではHISAOに並ぶほどのスーパースターです。
でも、向こうからしたら、まだアメリカで活躍できるかどうかも分からない不確定要素の多い選手たちであることも間違いありません。
何しろ、米球界での実績がないわけですから。
そこへ、年間15億払えとか…(,,゜Д゜)
たぶん、代理人(とかダルパパ)って、メジャーの球団は無尽蔵に金を持ってると思っているんじゃないですかね(;^_^A
新天地では1年生。
自分も他人事じゃないですね(;^_^A
(規模は死ぬほどちっさくなりますがww)
最終的には選手本人の判断になりますし、そこに他人が口を差し挟むべきではないんですが…
せっかくポスティングしたんなら、ある程度は我慢して、暴れてきてほしいなぁ
ランキングに参加しています。押してくださると次兄感激です(≧∀≦)
<投手ナンバー2の高給取り>
大リーグでのプレー経験もないのに、いくらなんでも吹っかけ過ぎじゃないか。
このオフ、メジャー入りを目指すダルビッシュ有(25)や中島裕之(29)のことだ。
まずはダル。すでに本人が渡米し、レンジャーズの本拠地テキサスを視察したらしいが、驚くのはダル側の要求額。一部スポーツ紙によれば「年平均2000万ドル(約15億4000万円)」という。
ヤンキースとの交渉期限が日本時間7日午前7時に迫っている中島にしても、複数の米メディアによれば「両者は条件面で大きな開きがあり、契約には程遠い」とか。要は去年2億8000万円だった年俸の大幅ダウンが避けられないからだろう。
岩隈久志(30)が10年オフ、同様に入札制度で米球界入りにチャレンジしながらアスレチックスとの交渉が決裂したのもカネが原因だった。
「メジャーの投手で平均年俸が2000万ドルを超えているのはヤンキースのサバシアひとり(年平均2300万ドル)。仮にダルビッシュがその条件でメジャー入りしたとすればいきなり、投手でナンバー2の高給取りになります」と言うのは大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏だ。
「メジャーのエース級の平均年俸が1400万~1500万ドル(約10億8000万~約11億6000万円)ですからね。かなり強気な要求といえます。内野の控えなら相場は80万~100万ドル(6200万~7700万円)くらい。内野のどのポジションもこなす控えのスペシャリストですら2年300万ドル(約2億3000万円)程度です。『内野の控え』とポジションがはっきりしている中島の年俸が、西武時代より下がるのは仕方ありません。青木の交渉権を獲得したブリュワーズの地元ミルウォーキーでは、補欠の交渉権を獲得するのになぜ250万ドルもビッド(入札)する必要があるのかという批判の声も上がっています」
<野茂は980万円のマイナー契約>
イチロー(マリナーズ=38)は去年、アスレチックスとの交渉がこじれた岩隈に関して、「ポスティングでカネで揉めるなんて信じられない。自分がアメリカに行くときは、代理人にどんな条件でも絶対に行くからって伝えた。アメリカではまったく実績がないのだから当たり前だよね? アメリカで野球をやりたいならそれぐらいの覚悟がないと」と話した。
至極もっともではないか。イチローがマリナーズ入りした当初の年俸は1年目400万ドル、2年目200万ドル、3年目300万ドル。いずれもオリックス時代の最高年俸である5億3000万円を下回った。
メジャー通算123勝の野茂英雄(43)にしても、ドジャースとは当初マイナー契約。近鉄時代に1億4000万円だった年俸は、980万円まで下がった。メジャー2年目にメッツで12勝した吉井理人(現日本ハム投手コーチ=46)は、1年目の年俸がたったの20万ドル(約1600万円)。それでも彼らはメジャーリーガーになることを夢見て海を渡り、イチローは結果として年平均13億円のカネを稼ぐようになった。
というか、日本での実績は捨てて裸一貫、ゼロから勝負するくらいの気概がなければ、生存競争の激しいメジャーで成功しないのではないか。
逆に最初から山ほどカネをもらってメジャー入りした松坂大輔(年平均1000万ドル、現レッドソックス=31)や井川慶(年平均400万ドル、前ヤンキース=32)は、すでにメジャー入りした時点で腹いっぱい。カネだけでなく、VIP待遇で迎えられ気持ちも満たされている。だからこそ勝負の土俵は米国なのに、メジャーに適応する努力をするどころか「マウンドが硬い」「ボールが滑る」などと、いまだにブツクサ言っている。前出の友成氏がこう言った。
<渦巻く妬み>
「斎藤(現ダイヤモンドバックス)や大塚(元パドレス)がいい例じゃないですか。彼らは日本球界で上がり目がなく、わらにもすがる思いで必死にやったからこそ、メジャーでそれなりの地位を確立できた。米国では日本に限らず、中南米やヨーロッパ諸国の選手たちがメジャーリーガーを夢見ている。ただでさえ足の引っ張り合いや差別とも戦わなくてはならないうえ、いきなり高額な給料をもらって入団する日本人選手はそれだけ風当たりも厳しい。ダメならクビくらいの危機感を持ってプレーしないと、メジャーでそれなりの実績を残すのは難しい。最初から高い年俸でプレーするのはどうかと思いますよ」
マイナーは別名「ハンバーガーリーグ」と呼ばれる。ハンバーガーを主食にしなければならないほど貧しいことからこの名が付いた。底辺は厳しくても、メジャーで一流と認知されたときに手にする名誉やカネはケタ違い。カネはメジャーに行ってから稼げばいいのではないか。
(日刊ゲンダイ2012年1月5日掲載)[了]
ダルやナカジが、金にさもしいかどうかはさておき。
イチローのセリフが至極もっともに思えます(^_^)
イワクマンもふくめて、確かに日本球界では
でも、向こうからしたら、まだアメリカで活躍できるかどうかも分からない不確定要素の多い選手たちであることも間違いありません。
何しろ、米球界での実績がないわけですから。
そこへ、年間15億払えとか…(,,゜Д゜)
たぶん、代理人(とかダルパパ)って、メジャーの球団は無尽蔵に金を持ってると思っているんじゃないですかね(;^_^A
新天地では1年生。
自分も他人事じゃないですね(;^_^A
(規模は死ぬほどちっさくなりますがww)
最終的には選手本人の判断になりますし、そこに他人が口を差し挟むべきではないんですが…
せっかくポスティングしたんなら、ある程度は我慢して、暴れてきてほしいなぁ
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