『テレビゲーム感覚の、交通事故解析ソフトの問題点とは!』
多くの方は、『警察はちゃんと事故の分析をしている』と、考えて居られるでしょう。
しかし、我々、『交通事故鑑定人』から見た彼らの仕事は、決して『適切とは言えない』
のです。
警察では、交通事故の解析をするのに、『市販の交通事故解析ソフト』を使用している
場合も多いです。
…この『市販の交通事故解析ソフト』は、警察のみならず、『交通事故鑑定人』を勝手に
名乗っている人達も使用している様です。
このソフトは、車両の当時の速度等を入力すると、『事故時の車両の挙動』を映像で示し
てくれる便利なものです。
…テレビゲーム感覚で使えるのですが、『簡便の陰には問題も残ります!』
例えば、『タイヤの種類』『タイヤの摩耗状況』『タイヤの空気圧状況』の様な、交通
事故時の車両の挙動を示す上で、『重要なデータ』を入力出来ないのです。
…実際の事故において、『タイヤの空気圧が二割低い場合』と、逆に『二割高い場合』
では、ブレーキを踏んでから、停止するまでの距離が、数メートル異なります。
ですから、『市販の交通事故解析ソフト』だけで、交通事故を分析してはいけないのです。
『やはり、経験豊富な、交通事故鑑定人の目が必要な訳です!』
当協会のHPも是非、ご覧になってください。
日本交通事故鑑定人協会