スーパーで買ってくる沢庵が、糠の味だけではなく、何となく調味料の味が立って好きになれません。
各地の干し大根を仕入れて、自分で糠漬けを仕込んで食べた結果、一番美味しかった大根が宮崎県の寒干し大根でした。
青首大根と違って、細くて長い大根ですが、皮が薄くて香りが強く味が濃い大根です。
毎年の年末ごろ、10kgを仕入れて糠に漬けますが、今年は台風の被害を受けて作況が悪く、干し大根の出荷が中止になりました。
台風の被害を受けていたことは夏に分かっていたので、仕入れられないと困ると考えて、我が家の菜園で寒干し大根に近似した品種の大根を栽培しました。
宮崎産の寒干し大根ほどではありませんが、何とか20kgほど干し大根が出来たので、糠床に漬けています。
東京駅の100周年を記念して、記念Suicaが売り出されましたが、購入希望客が大勢詰めかけて混乱し、JRが途中で販売を切り上げて問題になりました。
売り出しのオペレーションに十分な準備が尽くされていなかったことが原因です。
購入者の中には、初めから転売を予定して、利ザヤを稼ぐ目的の人がいたと聞きます。
実際に、販売直後にオークションに記念Suicaが出品されていたようですが、随分さもしいことだとガッカリしました。
3000円で仕入れたモノを転売して稼ぐという安直な金儲けに、長い行列に並ぶ感覚が理解できません。
こういう人を育てた親の教育や躾けに問題があったのではないかと思うのです。
我が子が同じような価値観にならないように躾けなくてはいけないと自戒しています。
当地には酒蔵が数軒あったのですが、水質が悪くなり、湧水量が減ったことから、酒蔵は減ってしまいました。
時代の流れで、酒作りも機械化が進んで、昔ながらの手作り酒造が高齢化と後継者不足で絶えて、いまでは当地の酒造元は「桑の都」の小澤酒造1軒です。
地元の酒ということで、途絶えずに長く残って欲しいのですが、日頃に日本酒を飲む習慣が無いので、地元贔屓のエールを送るだけです。
小澤酒造で新酒を仕込むと、寒くなる頃に新酒粕が売り出されます。
大吟醸・吟醸・純米の3種の酒粕が売られますが、大吟醸粕は絞れば、まだ酒が取れるほど酒度が多い粕で、これは甘酒よりも粕漬け床に向いているようです。
甘酒を呑みたくなると、小澤酒造の店を訪ねて、純米酒粕を買い求めます。