タロット柊

考えること、感じることの記録

9日(火)ソードの2(逆)「心の目」

2019-04-09 23:50:17 | タロット2019・4月

 

ソードの2は、逆位置で出ると、

防御を解きましょうとか、

耐えるときは過ぎましたとか、

心を開いて、外を見てみましょうとか、

何かが好転し、緊張が解ける意味合いで解釈することが多い。

 

一方で、

真反対のような解釈をすることもある。

 

それは、もともと、ソードの2を、修行として捉える場合だ。

ソードを持つ者が挑むのは、

物事の真理を見極めることだ。

 

そういう場合、

逆位置のソードの2は、

さらに、集中力を高めることを求めていると解釈できる。

 

ただ、

ここで大切なのは、

今までと同じようなやり方ではいけないと言っていることだ。

 

何事も初歩の段階では、

自分のことで精一杯で、周りを見る余裕はない。

やがて、その姿がだんだんと変化し、

目が開かれていく。

無用な力を入れていたことが分かり、

肩の力が抜けてくる。

 

でも、修行が終わったわけではない。

まだ、本当の目は開かれていない。

だから、ここで気をつけなければいけないのは、

間違ったものを見て、信じてしまわないことだ。

 

 

構えは必要ない。

恐れることもない。

争うことも、競うことも必要ない。

ただ、深く、深く集中する。

そうすると、ゆっくり心の目が開く。

物事の真理は、そのとき静かに立ち上がり始める。



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