半月が浮かんでいる。
今日は、温かい夜。
桜は咲き始めたばかり。
空気も静かだ。
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半月はカップのクイーンを想像させる。
全てのものを映し過ぎず、隠し過ぎない。
満月ほどに、はっきりせず、
だからこそ、深い優しさが漂う。
静謐で安らかな時が流れる。
今日は、
自分のことも誰かのことも、
半分だけ見て、
半分は見ずに、
あとは、静かな時にそっと流してみる。
何かを決めてしまわずに、
半分だけ考えて、
あとは時の流れに任せてしまう。
この半分の行為は、甘えではなく、
許し。
自分をも許し、誰かをも許す。
カップのクイーンの表す愛は、あまりに深く、
まだまだそこまでたどり着けないから。
今は、半分だけで。
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