タロット柊

考えること、感じることの記録

13日(水)カップの9(逆)「極まりの10番目」

2019-03-13 18:09:26 | タロット2019・3月

カップはその形から、

中に何かが入っていることを予想させる。

それが何かは自由で、見る人の想像に任されるから、

欲望が現れやすい。

 

カップの9は、まさに「望みのカード」という別名をもち、

このカードが出ると、今、望んでいることがかなうといわれている。

 

では、逆位置のカップの9は、望みがかなわないという意味なのだろうか。

 

九星気学は、陰陽五行の理論を使った占いだが、

その根本は、物事の道理にある。

万物に共通するその道理によって、欠けているものを補い、過ぎているものを捨てる、そんな占いだ。

カップの9は、その考え方に通じるものがある。

 

あと一つで10という満ちた状態を迎える、一つ前の9には、

まだ、焦りが見られない。

つまり、10の状態に至るのは、9にとっての望みであり、

あと一つで完成するという予感がある。

 

しかしその実、10になってしまったら、どうだろう。

10はずっと維持できるのだろうか、それとも、また、やり直さなくてはいけないのだろうか。

あるいは、落ちていくしかないのだろうか。

 

まだ、10を経験していない9は、満ちる喜びも知らないが、

一方で、満ちることで現れる悩み、恐れ、不安を知り得ない。

 

全てのカップが満ちた状態を、禍と見るか、福と見るか、という問いかけが、

カップの9には、明らかに表れている。

 

 

物事は極まって初めて、ダイナミックに動き始める。

自分の人生、本当に動かしたいなら、逃げてる場合じゃない。

恐れを突破して、つかみにいくんだ。10番目を。



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