タロット柊

考えること、感じることの記録

22日(金)ソードのキング(逆)「ソードは懐に」

2019-03-22 23:37:10 | タロット2019・3月

ソードのキングは、キング達の中でも、

周りへの影響が、最も強いキングだ。

それは、何かをジャッジする性質を持つからで、

何かとは、たいていが自分以外のものだ。

だから、

自分の下したジャッジが、直接的な結果をもって周りに作用し、その後、自分に返ってくるという

なかなかに厳しいカードだ。

 

 

以前、私は誰かに占いをしてもらったことはないし、そもそも興味もなかったと書いたが、

それは、ソードのキング的なことが嫌なのだと思う。

これだけ多種多様な個性があり、出来事がある中で、

断定されることも嫌だし、断定することも嫌なのだ。

何より、

絶対的に中立な立場で、俯瞰的な視野を持つ人がそうそういると思っていないから、

それなら、意見を聞くなら、尊敬する人がいいと思っているし、

実際、占いにいらっしゃった方にも、そのほうがいいのでは?と言ったりもする。

 

つまり、

今の私にとって、逆位置のソードのキングは戒めだ。

占いをするということは、かなりソードのキング的行為だなと思うから、

どこまで、相手の話をジャッジせずにカードがめくれるか、

どこまで、自分の考えを超えれるかを、常に忘れてはいけないという戒めだ。

 

しかし、理想をいうなら、

すっかりおばあちゃんになるまで占いを続けて、

私自身が逆位置のソードのキングになっていたいと思う。

ジャッジするソードは持っているが、

使う必要はない。

ただ、うん、うん、と話を聞く。

それでも、占いにいらっしゃる方は、

「このおばあちゃんは正しく見る」と思ってくださる。

酸いも甘いも嚙み分けて、かつて使ったソードは懐に。

そんなおばあちゃんって、カッコイイと思うの、私だけ?



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