占いで一番難しいと思うのは、
限られた時間の中で、
どれだけ、相手の方にとってヒントとなるような言葉が出せるか、ということだ。
最初のころは、当たるか当たらないかを試されるのが一番困ったことだったが、
年数を経てくると、そういうことはすっかり平気になった。
それよりも、
どんな小さなことでも、その方の目が輝くようなヒントや発見がないとき、
本当に困ったと思う。
どんな角度からめくってみても、ふさわしい言葉が出ないとき、
本当に、申し訳ない気持ちになる。
そういうことを何年も積み重ねてきたけれど、
やっぱり、今も難しい。
もっと、何か言えなかったのだろうかと思うが、
あのときは、ああ言うより仕方がなかった。
もしかしたら傷つけたかもしれないし、余計に落ち込ませてしまったかもしれないが、
あれが私の精一杯だったんだ・・・と
自分を正当化してみたり、なじってみたり。
それでも、
旗を振って前へ進む。
失敗も後悔も引き連れて。
「タロット柊」
と旗を揚げたのだから。
根拠も自信もないが、
もっと進化できるのだと、自分を鼓舞しながら。
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