九星気学では、2019年は八白土星の年。
山の運気とも呼ばれ、止まる、溜まる、頑固さなどを表す一方、
変化や変革、終わりと始まりなどの意味も持つ。
また高尚さを持つ運気といわれ、お説教が上手な方が多いそうですよ。
ま、それはそれとして、
九星気学や星占いなどの命占と呼ばれるものは、
森羅万象から法則を見出し、
それをわれわれ人間の、個々人にまで応用する、
なかなかに壮大、かつフレキシブルな占いだと思う。
タロットは卜占と呼ばれるもので、命占のように
森羅万象から法則を導き出し、それを利用して占うものではないが、
タロットをめくるという行為が
森羅万象の中の、一行為だとすれば、
共通した結果が出るのも分かる気がする。
さて、ペンタクルの7。
まさに八白土星の事象だよなぁと思う。
(ちなみに、八白土星そのものの運気はペンタクルのキングだな、と思っている)
まず、カードから見えてくるのは、
山、止まる、溜まるということだろうか。
ペンタクルという成果が、山のように溜まっているのを、
彼は作業の手を休め、みつめている。
ただ単に、
今日もよく働いたよなぁとか、
そろそろ収穫時かな?とか、
そういう解釈でも間違いではないだろう。
だとしたら、ちょっと休憩するときかもね、とか、
これまでの成果を振り返ってみましょうとか、
そういう意味合いになるだろう。
けれども、今日は一歩進めて
変化や、終わりと始まりという事象を入れたいと思う。
彼は、これから新しいことを始めたいと思っている。
新しいと言っても、これまでやったことのない、全く新しいことをするのではなく、
得意なことや、今持っているものを生かして、やり方を変えたいと思っているのだ。
今でも、それなりの成果はあるし、このままで困ることもないが、
やはりもう少し、できるような気がしている。
自分の力を、もっと発揮できるような気がしているのだ。
さて、どうしたものか。
こんな感じだろうか。
彼は、さてどうしたものか、とペンタクルの山を見ているのだ。
見た目には休んでいるように見えて、
その実、頭の中はめまぐるしく動いている。
実際、この季節の山々もそうだ。
もうすぐ春を迎えるが、まだ、おくびにも出さない。
それぞれの木々は、芽を出す準備に余念がないが、
われわれの目には、まだ裸になった山が見えているだけだ。
けれども、私たちは知っている。
必ず春が来て、木々は芽吹き、花が咲き、
気が付けば、初々しい緑で山々は覆われることを。
ペンタクルの7が告げるのは、時だ。
あなたが持っているのは、これまでの知識と経験、そこから得た知恵。
この、誰にも奪えない自分の才能をどのように芽吹かせるか、
それを示す時がやってくる。
不動の山でさえ、
時に応じてその姿を変えるのだ。
信念は強く、頑固であっても、
方法は柔軟で、革新的であれ。
それが成功への鍵だ。
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