♪Merci sarie♪(メルシィーサリエ)

読んだ本の紹介や趣味の「あみぐるみ」中心の
ブログです。

きたきた捕物帖 宮部みゆき 著

2021年09月09日 | 

『きたきた捕物帖』宮部みゆき 著 PHP研究所

宮部みゆきさんの、新しいシリーズものです。 

舞台は江戸深川。

主人公は、岡っ引きの下っ端の「北一」年は16。

文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で岡っ引きだった千吉親分を亡くし

一の弟子だった夫婦が後をつぎ、そこから仕入れて売り歩くようになります。

北一は、いつか自分自身で文庫を作り、売り歩くことを夢見る毎日。

時々、身辺におこる事件や不思議な出来事をきっかけに

やがて相棒となる「喜多次」と出会います。

北一&喜多次で「きたきたコンビ」となるワケですね~

二人の今後の成長も楽しみな作品です。

宮部ワールドに、どっぷり浸かって

手加減して読むことが出来ず、ついつい、夢中で読み進んでしまいます

痛快で面白いっ!!

時々会話の中にでてくる「ことわざ」を

16歳の北一にわかりやすく、解説してくれる差配人の勘右衛門(通称、富勘)さんや

亡き千吉親分の妻「松葉」など、個性的な登場人物も読み進むうちに

親しみを増してゆきます。


あみぐるみ チビチビシリーズ671号

2021年08月21日 | あみぐるみ

ストラップサイズのあみぐるみです。

671号

天然パーマな男の子です

赤いブーツ

赤い帽子

赤いお鼻

そして、下ぶくれ

製作で一番気を使い、難易度が高いのは『顔の表情』ですが

その次に、難しいのはヘアースタイルです

よっしゃ~で~きたっ!と、喜びもつかの間・・・

あれ・・・ちゃんと均等につけたハズなのに・・・

微妙なズレが気になる、性分でして・・・

毛を(毛糸)均等に配置する作業は

まだまだ精進が必要な技かと・・・苦笑

とか言いながら、めげずに(笑)楽しく製作してま~す

★後ろ姿です

それでは、また~

 


ゴーストハント全7巻

2021年07月30日 | 

『ゴーストハント』1巻~7巻 小野不由美 著 角川文庫

 

このシリーズは、昨年、第1巻を手に取り

今年6月にとうとうラストの7巻が刊行され

約1年にわたり、読み進めてきた作品です。

シリーズものといえば、毎回そうなのですが

完結編となると、どうにもこうにも

読み進めたいのに、読み終りたくない・・・

という葛藤の中、読み切ってしまいました・・・

 

夜、就寝前に読むには、ちょっとゾワっとするエピソードも

ありますが、登場する個性的なキャラに癒され

時には涙ぐむシーンあり、ニヤっとする場面あり、と

面白い作品でした。

締めくくりは、ほのぼのとしていたので

これは、セカンドシーズンあり??ですよね~

熱望します!!

てか、すでにあるのかな!??苦笑

小野不由美さんといえば「十二国記」シリーズが有名かと

思いますが、ホラー、ミステリー作品も、お勧めです。

 


幻想・怪奇・サスペンス短編集 小池真理子 著

2021年07月22日 | 

『見えない情事』 小池真理子 著 双葉文庫

久しぶりに、小池真理子さんの文庫本を購入。

7つのストーリーからなる短編集です。

個人的には、表題の「見えない情事」が

一番面白いストーリーでした。

二組の夫婦に起こる、不幸な事故

そして事件。

表題にからむ二組の夫婦間の情事が

不穏な空気を生むのか!?と思ったのですが・・・・

そこは、やはり、小池真理子さんならではの

サスペンスへと発展していくワケです。

 

表装も作品に合っていて素敵です。

画家の「落田洋子」さんの作品だそうです。

 


甘露梅  宇江佐真理 著

2021年07月17日 | 

甘露梅 お針子おとせ吉原春秋 宇江佐真理 著 光文社

こちらも、図書館で借りてきた本です。

舞台は、新吉原。

主人公は、岡っ引きの夫に先立たれた町屋の女房「おとせ」

二人の子供が、それぞれ自立した後、お針子の仕事をするため

住み込みで新吉原へ入ります。

そこでは、遊女たちの痛切な生の営みがあり、様々な恋模様あり

そして自身「おとせ」にも、いつしか、ほのかな思いが・・・

ちょっと悲しくて、少し切なく・・・

しかし、最後には

ホッと胸をなでおろす、そんな時代小説です。

宇江佐真理さんの小説は

「あ~良かったぁ~」と思える優しい物語が多いので

好きな作家さんの一人です。