『花咲小路二丁目の花乃子さん』小路幸也 著 ポプラ社
今回の主人公は「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候中の十代の女の子。
彼女は、花乃子さんのいとこの「めいちゃん」
舞台は、もちろん花咲小路商店街。
ここでは、日々大小さまざまな事件や問題が発生します。
ユニークで個性的な住人たちの日常が垣間見え
少しずつ、商店街の暮らしにも慣れてきた
そんなある日、少々きがかりなお客様が来店し・・・・
花乃子さん、めいちゃんともに、ちょっぴり不思議な能力を持ち
困った人を見過ごしにできず、おせっかい(いい意味で)をやいてしまうのです。
ファンタジーとは、少し違い(魔法や超能力ではないので)ハートフルなのは
小路さんならではの、物語なのだと思います。
花咲小路シリーズですが
いつもの天邪鬼がさく裂し(苦笑)
図書館で発見した時、シリーズを新しい方から読んでしまう・・・
第1弾から読めば、登場人物や背景なんかが
とっても分かりやすいと思うのですが
最初に手に取ったのは「三丁目北角のすばるちゃん」
続いて「三丁目のナイト」「四丁目の聖人」「一丁目の刑事」
そして「二丁目の花乃子さん」
図書館に行くと、真っ先に向かうのは
「さ行し」の棚
人気作家さんゆえに、読みたい作品が毎回あるわけでもないので
そこは運まかせ。
出合いがあれば、借りてくる、といった
呑気なもので、この花乃子さんは、すばるちゃんを読み終わって
8回目の図書館通いで、ようやく、借りることができたのです。
残すは「一丁目の髪結いの亭主」その日を待ちわびて(買えよ!って話ですが・・・www)
全巻文庫化したら、大人買いしちゃうかもしれません