甘露梅 お針子おとせ吉原春秋 宇江佐真理 著 光文社
こちらも、図書館で借りてきた本です。
舞台は、新吉原。
主人公は、岡っ引きの夫に先立たれた町屋の女房「おとせ」
二人の子供が、それぞれ自立した後、お針子の仕事をするため
住み込みで新吉原へ入ります。
そこでは、遊女たちの痛切な生の営みがあり、様々な恋模様あり
そして自身「おとせ」にも、いつしか、ほのかな思いが・・・
ちょっと悲しくて、少し切なく・・・
しかし、最後には
ホッと胸をなでおろす、そんな時代小説です。
宇江佐真理さんの小説は
「あ~良かったぁ~」と思える優しい物語が多いので
好きな作家さんの一人です。
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