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不動産ファンドの今後は・・・

2009-11-28 | 不動産
不動産ファンドにとって不可欠な「供給されるべき不動産があるかどうか」と「投資家資金が継続的に供給されるか」について、考えなくてはいけません。

日本国内の不動産資産は約2200兆円あると言われています。
このうち投資対象不動産が約500兆円あるのに対し、これまでに証券化された不動産は約25兆円に過ぎないと言われています。
つまり、日本国内には収益不動産として活用可能な不動産が少なくとも数百兆円規模あり、
日本は世界でも有数の投資用不動産資源大国と言えます。
マスコミ等では都心の優良不動産が枯渇してきているという報道が頻繁になされていますが、
未利用地の開発など、収益不動産も継続的に作られています。

しかし、「投資家資金が継続的に供給されるか」の問題があります。
投資不動産が豊富にあるとすれば、継続的に資金を提供してくれる投資家が必要ということです。
最近の海外投資家の資金は、これまでどちらかというと外資系ファンドや外資系投資銀行を通じて、
不良債権等を対象とする※オポチュニティ型不動産ファンドに向かっていました。
しかし、不良債権処理の一巡、マーケットの整備進展等により、これまでの大きなキャピタルゲインを得ることが難しくなっているため、
魅力がないために、別の市場を求めて徐々に日本から離れています。
今後は、安定的に資金を提供してくれる海外投資家をいかに呼び込めるかが、重要となります。
不動産市場が活性化しないことには、景気回復も難しいでしょう。
※機会・好機・チャンスなど。


残念ですが、日本経済はまだまだ回復には程遠いい現状です。
今、世界の資金は中国に流れています。アジア1位の座も危うい状態・・・


日本銀行・政治家・官僚の皆さん、何か良い方法を考えてみてください。。。


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