こんな記事を見つけました。
東大安田講堂“落城”から40年 「若者は自分の正義しか見えない」本郷学生隊長の島泰三さん(産経ニュース)
東大の安田講堂立て籠もり事件から40年が経とうとしているようですけれども、その内容を総括するような本や、テレビ番組が相次いでいます。そして、当事者の1人が書いた本が話題になっているようです。
その著者が語る言葉が、気になりました。
「若者は自分の正義しか見えないが、年寄りは相手の正義も見える。そのことを知らなかった。数を頼みに、盛り上がっていることがすべてだと思っていた」
若者というのは、今自分がやっていることの正義ばかりが見えるようですけれども、しかし、正義しかないというときには、相手は悪だということになり、結局暴力でその悪を粉砕すれば良い、という発想になるわけです。しかしどうでしょう。実際には、正義が対する相手はやっぱり正義なのです。「大人」はそれを知っているということです。そして、若者がそれを知るのは、自分が年を取るか、或いはその年を取った相手と対話することなのです。
東大安田講堂“落城”から40年 「若者は自分の正義しか見えない」本郷学生隊長の島泰三さん(産経ニュース)
東大の安田講堂立て籠もり事件から40年が経とうとしているようですけれども、その内容を総括するような本や、テレビ番組が相次いでいます。そして、当事者の1人が書いた本が話題になっているようです。
その著者が語る言葉が、気になりました。
「若者は自分の正義しか見えないが、年寄りは相手の正義も見える。そのことを知らなかった。数を頼みに、盛り上がっていることがすべてだと思っていた」
若者というのは、今自分がやっていることの正義ばかりが見えるようですけれども、しかし、正義しかないというときには、相手は悪だということになり、結局暴力でその悪を粉砕すれば良い、という発想になるわけです。しかしどうでしょう。実際には、正義が対する相手はやっぱり正義なのです。「大人」はそれを知っているということです。そして、若者がそれを知るのは、自分が年を取るか、或いはその年を取った相手と対話することなのです。