東京新橋のパナソニック汐留ミュージアムに「河井寛次郎展」を見に行った。寛次郎の「寛」の字。「見」の最後の「はね」の先に「㇔」が付くのだが、一般のワープロでは変換できない。パンフレットや展示物の説明文にはちゃんと「㇔」が付いている。さすがパナソニック株式会社。寛次郎は、陶芸のほか木彫、書などの幅広い芸術活動が認められ、1955年には文化勲章を推挙されたが、これを辞退。ただこの時に、パナソニックの創業者、松下幸之助が贈った当時の最新式のトランスたラジオを愛用したという。このほか、人間国宝、芸術院会員などへの推挙もあったが、これらも辞退している。
●「河井寛次郎展」のパンフレットと「寛]の字。
●河井寛次郎のろくろ場の再現展示。