大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

2013.11.04 泥出しプチボラ

2013-11-05 07:10:50 | Weblog
あるお宅があの台風の日以来手つかずと聞き,雨の止んだ午後,手伝いに行ってきました.作業はご家族や正規ボランティアの方たちと行いました.わたしはもっぱら泥出し担当です.壁に残る浸水痕はゆうに1メートルを超え,屋内に堆積している土砂は床上でも膝上まであります.たたきに堆積している土砂から手を着けました.表面には泥や木端・木根ですが掘り進んでいくと下層からは細かな砂利が出てきました.浸水は最初に細かな砂利(スコリア)が水に運ばれてきて後に大量の火山灰土が泥水の形で屋内に入りこんできたようです.入り込んだ泥水は屋内をまんべんなく暴れまわりすべての部屋が同じ高さの泥で覆われています.また掘り出した鏡台の小さな引き出しの中も泥で完全に埋まっていたことから土砂の細かさが想像されました.
住人は明るい性格の方で,泥水に流されそうになり柱に必死でつかまりながらら屋外に見えるPCの赤色灯に向かって懐中電灯を振り回して救助を求めた様子を笑いながら話してくれました.お嬢さんにねぎらいを言われましたが「Y子のパンツを探そうと思って掘っている」と答えたら「お母さんのしか出てこないよww」と返されました.親子とも明るい性格なことが救いです.
家財は水に浸からなかったわずかなものを除きほぼ再利用不能です.タンスの中の衣類も下部がすべて泥染みで使えません.建物は片付けが終わったら解体しかしかなさそうに思われます.生活の再建は大変なことと想像されますが,すでに独立している子どもたちと力を合わせて持ち前の陽気さではやく平穏な日常を取り戻してほしいものです.

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