大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

自慢にならない自慢話

2009-01-08 16:49:26 | Weblog
公開中の映画 「K-20 怪人二十面相・伝」
は現在ロードショー中の映画としては興行成績は三位、邦画ではトップのようです。舞台は第二次大戦のなかった世界の昭和24年、劇中には明智小五郎の書斎や二十面相のアジトなどの場面でかなりの存在感を持って往年の通信機器が登場します。これら真空管時代の無線機は物語のリアリティをかもし出す重要な働きをしているのではないかと考えています。実はワタシ、これらの機器の登場にちょっとだけ関わったんです。
そのいきさつのお話です。

2007年10月、KAと名乗る知らない女性から一通のeメールが舞い込みました。映画の美術小物を集めるお仕事の方でワタシのHPに載っている書籍資料を貸してほしい、また相談に乗ってもらえないか、先々機器も借りたい云々…
とゆうような内容でした。興味のある話でしたが、大島在住というハンデキャップと自身のこの趣味に対する造詣の浅さから手に余ることは明白でした。
そこでKAさんに当の書籍の主筆で斯界の第一人者である矢澤さんを紹介することにしました。氏とはmixiの真空管受信機マニアのコミュニティではおなじみで、オフ会でも何度かご挨拶をさせていただき既に知己を得ていたのです。その後KAさんから何度か経過報告のメールがあり、事は順調に運び機器の調達や資料収集ができたと感謝の言葉をいただきました。文中印象的だったのは、この仕事(小道具調達)をしていると毎回次々と人の輪が広がることに感動を覚えるとゆう趣旨の言葉があったことです。今回も矢澤氏を初めとして、そのつてで多くの方の協力を得たとの事でした。
映画制作が始まるたびにリアリティを求めて骨董品や希少な物、果ては周辺知識を集めることは難儀でしょうが、そのつど色々な道の達人たちに会う仕事に少しばかり羨望を感じました。
映画が順調な興行を続けている事は同慶の至りなのですが、いかんせん大島在住。鑑賞のためだけでの上京もままならず未見のまま指をくわえている状態が悔しいです (T T)

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