JS1XQX・サイタマMS118

アマチュア無線・市民無線(CB)・特定小電力無線(特小)、デジタルコミュニティー無線(LCR)

SV2012 短観

2012年08月04日 | インポート

<行き方>

木曽駒ヶ岳へはマイカー規制がされているため、途中でバスに乗り換えて、そこからロープウェイで千畳敷まで上がります。

駐車場500円+バスとロープウェイ料金の往復料金が3,800円、合計4,300円と高額ですので覚悟しておいた方がいいでしょう。

このロープウェイは上下1台ずつの往復式で、一度に60人程度運ぶのに7分ちょっとかかります。

乗り換え時間を考慮すると、一時間当たり600人程度しか捌けず、7~10月の土日、お盆時期などは、輸送能力をはるかに超える人数が殺到するため大混雑します。

この混雑の原因は、千畳敷カール見学のツアーや団体客が優先されるためで、一般客は後回しになるからです。

ですからこれにかち合わないように、登りは7時ごろのバスに乗り、下りは14時前にはロープウェイ駅に到着して整理券を受け取るのがよいでしょう。

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<登山>

登山と言ってもロープウェイで2600mまで運んでくれるので、標高差自体は300m少々ですから、ごく普通の体力があれば十分です。

しかし、雨具や非常食、ヘッドライトなどの装備だけは十分にして下さい。

そこはやはり3000m級の山です。ひとたび天候が悪化すれば牙を向きます。

稜線上の浄土乗越までは約1時間、そこから中岳の登り返しを経て、木曽駒ヶ岳までは1時間弱です。

時間があれば、岩場だらけの宝剣岳(無線運用には不向き)へは往復30分、伊那前岳(人も少なくて無線運用向き)往復40分へ足を運ぶのもいいかもしれません。  

<運用>

木曽駒ヶ岳は前述のとおり、バスやロープェイの待ち時間なども考慮する必要があるため、日帰り運用も可能ですが、なかなか忙しい行程になります。

8時始発のロープウェイに乗っても、運用開始出来るのは10時ごろ、下りのロープウェイの混雑を考えると13時には下山を開始する必要があります。

じっくり無線運用するには、前日に山小屋に宿泊し、翌日早朝から運用開始してお昼過ぎには下山するのがいいと思います。

<ロケーション>

山頂はとても広いので運用場所には困りませんが、多少南側下がりなので神社の祠がある北側が良いかと思います。

中央アルプスの南側に位置し、西側にこれ以上高い山脈はないので、2・3エリア方面には抜群に飛びました。

六甲山、大台ケ原へは、間ノ岳移動隊(サイタマKM117局)、富士山移動隊(シズオカAR96局)と比較しても、ほぼ同様に飛んでいると思います。

ただし、間ノ岳や富士山の方がさらに距離が稼げるため、西側のDX狙いにはそちらの方が有利かと思います。

氷ノ山移動のきょうとKP127局との相性は抜群でした。

ちょうど標高の高くないところをうまく電波がすり抜けて飛んでいくルートになるようで、終始安定して聞こえていました。

これならいつの日か、特小300Km超えも出来そうです。

富士山移動隊が氷ノ山とQSOしていないのは直接波の限界(385Km)か?

いくら高い山でもちょうど良い場所に適した山がないと交信距離が出ないので、自分のロケーションもさることながら、同時に交信相手のロケーションも考える必要があるかと思います。

9,0エリア方面へは北アルプスの山々があるので厳しいかと思いましたが、予想に反してよく飛んでいきました。

 ・フクイZ136局 54/55 福井県今立郡池田町部子山 123Km

 ・オオサカ707局 52/53 福井県敦賀市ノサカ岳 159Km

特にこの2局は、山岳回折効果が現れているようで、直接波の場合より強く入っているものと思われます。

しかし、想像以上に駄目だったのが1エリア方面。

かろうじてサイタマAB960局(埼玉県比企郡ときがわ町堂平山)とはQSO出来ましたが、その他は筑波山と八溝山が受信出来ただけ。

どちらも呼びましたが飛んで行かない様子。

間ノ岳移動隊がQSOしている赤城山移動局などは、こちらでは受信すら出来ませんでした。

非常に暑い中、埼玉県の河川敷に迎撃部隊が出てくれましたが、こちらからの信号はとうとう落ちなかった模様で残念です。

関東平野方面は南アルプスと奥多摩の山、北関東方面は八ヶ岳が相当の障壁になっているようです。

 

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