JS1XQX・サイタマMS118

アマチュア無線・市民無線(CB)・特定小電力無線(特小)、デジタルコミュニティー無線(LCR)

SV2024 顛末記

2024年08月16日 | 日記

石槌山と八丈島をターゲットに、さてどこへ行こう。

日の出前には現地で迎撃態勢を作っておく必要があり、移動場所が限定されます。

1.2000m以上の高所であること

2.5時前には運用開始出来ること

そのためには、

・前日のうちに運用場所(もしくはその付近)まで入っておく。

 (野営もしくは山小屋泊)

・当日夜明け前から登頂開始する。

 (ヘッドライト必須、野獣との遭遇の可能性あり、危険度大)

ということでいろいろ勘案した結果、山梨県甲府市の金峰山へ決定。

土曜日のうちに山頂直下の山小屋へ入り、当日は夜明け前に山小屋を出発して迎撃態勢を取ることにしました。

直前でしたが山小屋も運よく予約が取れました。

このところ午後には天気が崩れるケースが多いので、少し早めに出発し、土曜日の昼過ぎには金峰山山頂へ到着。

とりあえず前哨戦ですがCBでCQを出すと、とうきょうCT73局/八丈島とすんなりQSO成立。

すかさず特小をチャレンジしますが、全く入感なし。

時折小雨も降ってきて天候も悪化してきたので、明日へ持ち越しとなりました。

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15分ほど下ったところに今夜の宿、金峰山小屋があります。

思ったより空いていて、半分少々といったところでしょうか。

金峰山だけなら基本日帰りの山ですからね。

これは無線家にとっては穴場かもしれませんよ。

カーテンで間仕切りもされて、ある程度のパーソナルスペースも確保出来ており快適です。

2人の若い女性が小屋番をされていて、夕食もめちゃくちゃおいしくてボリュームもあり、

ビールをたらふく飲んで就寝しました。

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さて、翌日は4時には宿を後にして、20分程きつい登りを耐えて山頂を目指します。

(朝の登山はめまいがして倒れそうなほどの苦行ですね・・・)

ご来光前には山頂に到着して、さっそくオンエア準備に取り掛かります。

CBのスイッチを入れると、もう5エリアのご本尊を呼ぶ声があちらこちらから聞こえてきます。

しかし肝心のご本尊はというと、

「・・・・・・/3・・・・・・・/5・・・・・」

これだけはRS31程度で一瞬浮き上がって聞こえました。

/3の局が/5を呼んでいたのか(交信中なのか)、/5の局が/3の局を呼んでいたのか(交信中なのか)

いずれかだとは思いますが、これが果たしてご本尊の声なのかどうなのかも分からずでした。

そうこうしているうちに時間だけは刻刻と過ぎ、いつもの違法CBと混信だらけの世界へ葬られることとなりました。

 

もう1つやり残したことがありました。

八丈島との特小でのチャレンジです。

とうきょうCT73局とは再びCBでも繋がり、そのまま特小へチャレンジを試みましたが、これはいくら耳を大にしても

電波の欠片すら受信できず。

こちらも大変残念ながらQSO成立とはなりませんでした。

同じく八丈島移動のナゴヤYK221局とはCBでQSO成立。

CBのQSOは安泰のようです。

 

今回は2つの目標を目指して臨みましたが、それはいずれも叶わず、次回へ持ち越しの課題となりました。

困難だからこそ面白い無線がある、これだけは大きな収穫となりました。

 

考察1

<石槌山 → ← 金峰山>

日の出前後にQSOチャンスがあるのは、ノイズや違法CBとの混信が少ないからというのもありますが、

基本的には対流圏絡みの伝搬であると思います。

ただ、ちょっと疑問なのは高所移動局としか遠距離QSOが出来ていない現実です。

2mのコンテストでは、朝方に1エリア→←4エリアや5エリアあたりとも河川敷からQSO出来るんです。

まあ、パワーとアンテナが違うと言われればそれまでですが、何となく腑に落ちない部分があります。

対流圏の伝搬の恩恵を受けているのは実際200~300Km程度で、あとは高所の見通し距離の分で補完

しているのかなとも思っています。

それと、電波のかけらを拾えたとしてもQSO成立まで持って行くのは結構難しいかも。

まず近距離局との壁。

どうしても近距離局の方が強いため、遠方の局がマスクされてなかなか順番が回らず、そのうちに

コンディションが落ちて交信に至らないケース。

数年前に鳥海山→←北奥千丈ケ岳のQSOの際にも、なかなか1エリアの壁を抜くことが出来ず、やっとの

思いでQSO成立!となってことがあります。

それから、お互いが同じタイミングで送信していたり逆に受信していたりするケースも考えられますね。

FT8のように00/30送信、15/45受信とか、何らかの工夫が必要かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 


SV2024 ログブック

2024年08月16日 | 日記

 

2024年7月27日(土)、7月28日(日)

・ 山梨県甲府市金峰山(2599m)

<CB> ICBー87R (500mW) ※新技適適合機

7/27 1410 とうきょうCT73 52/53 東京都八丈支庁八丈島 QRB:320.9Km

7/28 0550 カナガワZX9 59/59 長野県仙丈岳

7/28 0608 ナゴヤYK221 51/41 東京都八丈支庁八丈島 QRB:320.9Km

7/28 0620 ニイガタAA462 51/52 新潟県佐渡市佐渡島 QRB:249Km

7/28 0640 チバTK29 51/53 千葉県千葉市美浜区

7/28 0705 ニイガタYS112 51/52 新潟県上越市南葉高原

7/28 0710 グンマAD17 52/52 栃木県栃木市太平山

7/28 0725 カナガワHI173 52/52 神奈川県大和市

7/28 0730 トチギHB328 59/59 群馬県前橋市赤城山中腹

7/28 0735 とうきょうCT73 52/53 東京都八丈支庁八丈島 QRB:320.9Km

7/28 0840 フクシマSP302 53/55 燕岳中腹

7/28 0850 シズオカDD23 53/53 静岡県身延山

7/28 1055 サムカワSA326 57/54 東京都三宅村三原山 QRB:145Km

7/28 1140 セタガヤCO760 53/54 山梨県笛吹市

7/28 1143 ヨコハマAD195 55/55 東京都稲城市見晴緑地

7/28 1150 ヤマナシDM120 59/59 

7/28 1146 サイタマSR400 55/57 埼玉県比企郡滑川町

7/28 1149 グンマK609 53/53 静岡県伊東市大室山

7/28 1152 グンマHS711 52/52 群馬県藤岡市御荷鉾林道

7/28 1155 マツモトTK304 57/56 長野県御嶽山

7/28 1158 ヨコハマKR251 52/53 長野県上田市美ヶ原

7/28 1200 チバBG92 56/55 千葉県鴨川市

7/28 1202 カナガワZ489 53/53 神奈川県横浜市港南区

7/28 1226 トチギTI185 58/53 長野県高山村横手山

 

<LCR> ALINCO DJ-PV1D (500mW)

7/27 1300 ヨコハマGP37 57/58 横浜市瀬谷区 QRB:88Km

7/27 1300 オオタAA232 55/56 東京都大田区 QRB:106Km

7/27 1310 ヤマナシJB239 59/59 山梨県甲州市湯ノ丸峠 QRB:3Km

7/27 1352 チバKZ773 52/57 千葉県富津市 QRB:131Km

7/28 0900 フクシマME71 53/51 福島県田村市 QRB:254Km

7/28 0932 トチギRC845 57/54 栃木県日光市 QRB:114Km

7/28 0935 サムカワSA326 57/56 東京都三宅村三原山 QRB:145Km

7/28 0932 トチギRC845 57/54 栃木県日光市 QRB:114Km

7/28 0945 サイタマMK2 55/54M5 長野県横手山 QRB:89Km

7/28 1005 カナガワZX9 56/56 長野県仙丈ヶ岳 QRB:44Km

7/28 1008 トチギTH927 55/55 QRB:175Km

7/28 1010 ギフAA701 55/54 長野県木曽郡王滝村 QRB:102Km

7/28 1235 ナガオカYHP23 55/M5 群馬県吾妻郡中之条町渋峠 QRB:88Km

7/28 1250 トチギTI185 59/59 長野県高山村横手山 QRB:89Km

 

<特小> DJ-R200D (10mW or 1mW)

7/27 1430 コウフYM121 M5/M5 山梨県中央市

7/27 1420 フクシマSP302 M5/M5 燕岳中腹

7/28 0740 トチギTI185 M5/M5 群馬県吾妻郡中之条町渋峠 QRB:88Km

7/28 0940 マツモトTK304 M5/M5 長野県御嶽山 QRB:102Km

7/28 1120 チバBG92 M5/M5 千葉県鴨川市

7/28 1125 グンマHA406 M5/M5 群馬県北群馬郡富士見峠

7/28 1240 トチギTI185 M5/M5 長野県高山村横手山 QRB:89Km

7/28 1245 チバY79 M5/M5 千葉県君津市

 

※ カタカナ、ひらがな表記の違いはご了承下さい。

※ 固定表記以外は全て移動運用です。(/表記は省略)


2024 6m&Downコンテスト 顛末記

2024年08月16日 | 日記

去年に引き続き今年も沖縄県宮古郡多良間村に行ってきました。

去年はタイトなスケジュールだったため、宮古島でも少しゆっくりの滞在をしたいと考えて2日プラスしました。

 

・7月4日(木)昼 羽田発 → 1430 宮古島着 宮古島泊(宴会)

・7月5日(金)午前 宮古島発 → 昼 多良間島着 → 運用場所にて事前準備とテスト運用

 

・7月6日(土) 午前中はシュノーケリングなどして気分転換、いよいよ21時コンテスト開始

 開始直後は去年同様、JM1TDG/6(宮古島)他、数局の沖縄局が聞こえるのみ。

 またもや夜中は暇になりそうだなとワッチだけは怠らずにいましたが、23時ごろから1エリアを中心にオープン。

 爆発的ではないものの、翌日2時ごろまで散発的にQSOが進みます。ここまで約100QSO、去年よりは全然いいのですが、今一物足りず。

 翌日は8時ごろから14時ごろまで、8エリアと6エリア南部を除いて全国的にQSOが進みますが、これまた広く浅くといった感じで、

 大票田の1エリアとのQSOが思ったほど進みません。

 大票田の1エリアはあちこちのエリアが入り乱れているようで、こちらは蚊帳の外なんでしょうかね。

 こんな感じで去年のリベンジを果たすどころか、全く不甲斐ない結果で終了時刻を迎えました。

 

・7月8日(月) 多良間島発 → 昼 宮古島着

・7月9日(火) 宮古島各地でQRV (FT-8主体)

・7月10日(水) 午後 宮古島発 → 夕方 羽田着

 

来年こそはリベンジしたい!ところですが、今のところそこまでの道のりが遠くなったかもしれません。

 

    

      

 

 

 

<忘備録>

・航空機チケットはなるべく早めに取った方が確実かつ安くなる。

 ただしキャンセル料には要注意。

・宮古島は観光バブル、インバウンドで飲食店は平日でも要予約。

 ホテルで買い出し商品を飲食する羽目になります。

・多良間村 いい意味でな~んにもありません。

 2つあるスーパーで朝一買い出ししないと悲惨。

 メロンパンが昼食になります。

 事前に色々下調べが必要。

 コンビニやホームセンターに慣れている現代の人は、まさに隔世の感があります。

 (これはこれで知恵と工夫することが面白い。)