先週土曜日の事、海は荒れているらしかった。台風の影響で波がザブザブらしかった。
ある程度のシケは予想していたが、思った以上のウネリが押し寄せていた。まさかそんなに荒れているとは。
いい天気♪
何故か金曜の夜に南房の磯で釣りをしていたお知り合いの方3名、各個から磯のリアルタイム情報を頂いた。
3名様それぞれ口をついて言う事…
「海がシケすぎてヤバイ!」
ん~青空♪
いつもならば人様の意見はそのまま、自分の眼で確かめないと納得行かない天邪鬼な自分。…がしかし、この日ばかりは皆の貴重な意見を素直に受け入れ、南房の磯へ立つ事を断念した。
情報を貰った方達の磯釣りの経験値は高く、情報に間違いは無いと踏んだからだ。わざわざ行ったのに撃沈はイヤなのでね。
左の方へ
ならばどうしよう?一瞬今週の釣りはお休みかと頭を過ぎるも、休んだら休んだで決まって後で後悔する。
そうそう…そんなワケでうなぎ釣りに走ったのであります。ってゆーかうなぎとか全然食ってねぇし。
最近こっちばっか
うなぎ釣りってなんか一人だと寂しくなっちまいましてね。他に道連れは居ないかとあっちこっちへ連絡を取るもツレナイ答えにして結局単独ですわ。
あ、嫁のサンダル…ヤバ
狙いの釣り場は最近の旬な九十九里方面の川の河口近くだ。
こっちの川はうなぎが濃いと聞くが、自分自身爆釣を味わった事も無くイマイチ信憑性に欠けるのだ。因みに情報源は「いんちき迷人」のMTさんですが(笑)
釣り場に到着し早速道具を用意する。さてさて今日は…
右側に4本提出
さらに左にも4本提出
4本たす4本は何本でしょう?
はい8本です。本日の題名に嘘偽り無く「ひとりで8本」完了だ♪
自分も人様の事を言えず欲望の塊でございます(笑)
全ての竿を投げ入れ終わったのは18時すぎ、果たして今日は釣れるかな?なんかジメジメしてクソ暑い夕まづめ…この日は無性に釣れそうな予感がした。
仕掛けを入れて20分、そろそろエサの交換を試みようと思った時、右側4本の2番目の竿が激しく揺れる。
ん?んん~?
まだまだ辺りは明るいのにもう来ちゃった?リールを巻けば久しぶりに味わう独特の感触。容易に本命だとわかるこの引き…
釣れた♪
なんて幸先がイイのでしょう。こりゃいきなり60センチ超えの蒲焼サイズでとっても嬉し♪
しかもこの10分後、またまた激しく揺れる右の方の竿…
また釣れた♪
先ほどの60センチ程ではありませんが、これもまた十分な蒲焼が出来そう。
んーこれで家で待つビョーキのハハに精のつくものを食べさせてあげられそうです(笑)
と、くだらん事を言っている場合ではない。だって今度は左4本の一番端っこの竿がグングンと遠慮なく激しく揺れる。
「はいはい今行きますよ」と独り言を吐き、リールをクルクルと巻く。
はいな
…やべぇ。こんなに巧く行っていいのか?今まで何回も「うなぎ釣行記」をあっぷしてきたが、こんなに釣れ釣れは初めてだ!
あまり釣れてしまうとこの日記の訪問者様に嫌われてしまうではないか(笑)
やはり今日はここに来てよかったな。正直、今日はこの川は止めようと思っていた。
何故ならこの日は、この辺の地域の花火大会なのだよ。
だからいつもは人通りなんかほとんど無い、背中側の道路に見物客がゾロゾロと歩いていやがって、しかもそいつらが代わるがわる引っ切り無しに聞いてくる。
「釣れましたか?」「何釣ってるの?」「うなぎ?」
とりあえずナンかテキトーに答えておく。「なんも釣れないよ」「全然ダメ」「もう帰るから」
あ~うぜぇ。まぁこんな日に釣りをやっている俺も俺だ。やっぱこうなる事はある程度予想していたが、やはり予想通りか。
あ。
19時をすぎ、いよいよ花火が上がり始める。
ど~ん
どんど~んっ
ん~なんかもの凄く綺麗だ。もしかしてココって花火見物の特等席なのでは?おもむろに正面河口から上がる夜空の花火にしばし見とれる。
いかんいかん、花火なんかに心を奪われてはイケない。目的は「うなぎ釣り」なのだ!ワタクシは皆が見つめる花火を横目に、竿先をじっと見つめる。
ぱらぱら~
次々と上がる花火、そして激しく鳴る音。この影響か3連発で釣れた後は全くアタリが途絶えた。
…こりゃダメだわ。
綺麗だねぇ
なんかこんな日に独り単独でうなぎ釣りをやっている俺様…周りのギャラリーからの冷たい視線と失笑の声が聴こえるようだ。
どんどんど~ん
ふん…貴様らと俺様とは価値観が違うのだよ価値観が。貴様らの様な小市民で凡人は平和に花火なんぞを見ていればいい。俺様は淡く光る竿先を見つめるのだ。そう…決して悲しいなどとは思わない…ぜんぜん悲しくなんかはないさ。
パラパラ~ど~ん
「釣れてますか~?」
アタリも無くひとり小さくなっている俺様にまたまた後ろから声を掛けるギャラリー。ちっ!うぜ~な。
振り向くとなんと浴衣姿の団扇を持った綺麗なおねぃさん二人組み。
じ:『3匹だけ釣れましたよ~』(素直に答える)
おねぃ様:『何が釣れるんですか~?』
じ:『うなぎなんすよね~』(またまた素直に答える)
なんかちょこっと1~2分おしゃべりした。ボク舞い上がって何をお話ししたか忘れてしまいましたが、綺麗なおねぇい様の浴衣に花火に団扇…日本の情緒満載でなかなか風流ですな~。
遂に我慢できず…
じ:『ボクと一緒にうなぎ釣りしませんか?』
と、誘ってみた。…心の中で♪
やっぱいいねぇ
おねぃ様:『じゃあ頑張って下さいね~』
あ。もう行っちゃうの?もっとおしゃべりしましょうよ~。
なんという優雅な…
立ち去る後ろ姿を見つめていたが、思わず叫んでしまった…
じ:『ボクと一緒にうなうなしませんか~?』
…
…心の叫びは無情にも届かなかった(笑)
時刻は20時40分、ようやく花火も終わりぞろぞろと見物客が帰りはじめる。また2、3人釣果を聞いてくるうぜぇやつらが来やがったが適当にあしらっていなす。
…と、やっと静寂な夜に戻ったなと安堵していると、いきなり左側の一本が前アタリも無くガンガンに揺れ始めた。竿を引き摺られそうな勢いにあわてて近寄りリールを巻く。
う…なんかでかい?
キティとうなぎ♪
なんかすごくでっかい。んーこりゃでかい。70センチ近いかも。
すぐにブクブクを作動させているフタ付きのバッカンに投げ入れ、訪れたかもしれない2度目の時合に期待を寄せる。
それからは忘れた頃にポツポツとアタリが出て、1本…2本と釣果が伸びて行く。
ほりゃ
はいな
ん~♪
アタリがあれば本命というパターン。一切の外道無し。こんな事ってあるんだな。
いいねぇ
いったい何本釣ったかな?ん?8本かな?
うじゃ
8本の竿で8本の釣果って完全に題名と一致しているじゃないですか♪
んー本当に巧くハマってしまったな…コワイくらいに。
時間は23時を回った。もう十分だよな。
帰ります
まぁたまには釣れる時があってもいいでしょ?「うなぎ釣り」に関しては結構…いやいやかなり苦労してますからね♪
そうだ…今度来る時もまた「ゲン」を担いで、間違って嫁のサンダルを履いてきよう(笑)
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いつもありがとう。
本日の釣果
うなぎ様 67センチまで8本
ある程度のシケは予想していたが、思った以上のウネリが押し寄せていた。まさかそんなに荒れているとは。
いい天気♪
何故か金曜の夜に南房の磯で釣りをしていたお知り合いの方3名、各個から磯のリアルタイム情報を頂いた。
3名様それぞれ口をついて言う事…
「海がシケすぎてヤバイ!」
ん~青空♪
いつもならば人様の意見はそのまま、自分の眼で確かめないと納得行かない天邪鬼な自分。…がしかし、この日ばかりは皆の貴重な意見を素直に受け入れ、南房の磯へ立つ事を断念した。
情報を貰った方達の磯釣りの経験値は高く、情報に間違いは無いと踏んだからだ。わざわざ行ったのに撃沈はイヤなのでね。
左の方へ
ならばどうしよう?一瞬今週の釣りはお休みかと頭を過ぎるも、休んだら休んだで決まって後で後悔する。
そうそう…そんなワケでうなぎ釣りに走ったのであります。ってゆーかうなぎとか全然食ってねぇし。
最近こっちばっか
うなぎ釣りってなんか一人だと寂しくなっちまいましてね。他に道連れは居ないかとあっちこっちへ連絡を取るもツレナイ答えにして結局単独ですわ。
あ、嫁のサンダル…ヤバ
狙いの釣り場は最近の旬な九十九里方面の川の河口近くだ。
こっちの川はうなぎが濃いと聞くが、自分自身爆釣を味わった事も無くイマイチ信憑性に欠けるのだ。因みに情報源は「いんちき迷人」のMTさんですが(笑)
釣り場に到着し早速道具を用意する。さてさて今日は…
右側に4本提出
さらに左にも4本提出
4本たす4本は何本でしょう?
はい8本です。本日の題名に嘘偽り無く「ひとりで8本」完了だ♪
自分も人様の事を言えず欲望の塊でございます(笑)
全ての竿を投げ入れ終わったのは18時すぎ、果たして今日は釣れるかな?なんかジメジメしてクソ暑い夕まづめ…この日は無性に釣れそうな予感がした。
仕掛けを入れて20分、そろそろエサの交換を試みようと思った時、右側4本の2番目の竿が激しく揺れる。
ん?んん~?
まだまだ辺りは明るいのにもう来ちゃった?リールを巻けば久しぶりに味わう独特の感触。容易に本命だとわかるこの引き…
釣れた♪
なんて幸先がイイのでしょう。こりゃいきなり60センチ超えの蒲焼サイズでとっても嬉し♪
しかもこの10分後、またまた激しく揺れる右の方の竿…
また釣れた♪
先ほどの60センチ程ではありませんが、これもまた十分な蒲焼が出来そう。
んーこれで家で待つビョーキのハハに精のつくものを食べさせてあげられそうです(笑)
と、くだらん事を言っている場合ではない。だって今度は左4本の一番端っこの竿がグングンと遠慮なく激しく揺れる。
「はいはい今行きますよ」と独り言を吐き、リールをクルクルと巻く。
はいな
…やべぇ。こんなに巧く行っていいのか?今まで何回も「うなぎ釣行記」をあっぷしてきたが、こんなに釣れ釣れは初めてだ!
あまり釣れてしまうとこの日記の訪問者様に嫌われてしまうではないか(笑)
やはり今日はここに来てよかったな。正直、今日はこの川は止めようと思っていた。
何故ならこの日は、この辺の地域の花火大会なのだよ。
だからいつもは人通りなんかほとんど無い、背中側の道路に見物客がゾロゾロと歩いていやがって、しかもそいつらが代わるがわる引っ切り無しに聞いてくる。
「釣れましたか?」「何釣ってるの?」「うなぎ?」
とりあえずナンかテキトーに答えておく。「なんも釣れないよ」「全然ダメ」「もう帰るから」
あ~うぜぇ。まぁこんな日に釣りをやっている俺も俺だ。やっぱこうなる事はある程度予想していたが、やはり予想通りか。
あ。
19時をすぎ、いよいよ花火が上がり始める。
ど~ん
どんど~んっ
ん~なんかもの凄く綺麗だ。もしかしてココって花火見物の特等席なのでは?おもむろに正面河口から上がる夜空の花火にしばし見とれる。
いかんいかん、花火なんかに心を奪われてはイケない。目的は「うなぎ釣り」なのだ!ワタクシは皆が見つめる花火を横目に、竿先をじっと見つめる。
ぱらぱら~
次々と上がる花火、そして激しく鳴る音。この影響か3連発で釣れた後は全くアタリが途絶えた。
…こりゃダメだわ。
綺麗だねぇ
なんかこんな日に独り単独でうなぎ釣りをやっている俺様…周りのギャラリーからの冷たい視線と失笑の声が聴こえるようだ。
どんどんど~ん
ふん…貴様らと俺様とは価値観が違うのだよ価値観が。貴様らの様な小市民で凡人は平和に花火なんぞを見ていればいい。俺様は淡く光る竿先を見つめるのだ。そう…決して悲しいなどとは思わない…ぜんぜん悲しくなんかはないさ。
パラパラ~ど~ん
「釣れてますか~?」
アタリも無くひとり小さくなっている俺様にまたまた後ろから声を掛けるギャラリー。ちっ!うぜ~な。
振り向くとなんと浴衣姿の団扇を持った綺麗なおねぃさん二人組み。
じ:『3匹だけ釣れましたよ~』(素直に答える)
おねぃ様:『何が釣れるんですか~?』
じ:『うなぎなんすよね~』(またまた素直に答える)
なんかちょこっと1~2分おしゃべりした。ボク舞い上がって何をお話ししたか忘れてしまいましたが、綺麗なおねぇい様の浴衣に花火に団扇…日本の情緒満載でなかなか風流ですな~。
遂に我慢できず…
じ:『ボクと一緒にうなぎ釣りしませんか?』
と、誘ってみた。…心の中で♪
やっぱいいねぇ
おねぃ様:『じゃあ頑張って下さいね~』
あ。もう行っちゃうの?もっとおしゃべりしましょうよ~。
なんという優雅な…
立ち去る後ろ姿を見つめていたが、思わず叫んでしまった…
じ:『ボクと一緒にうなうなしませんか~?』
…
…心の叫びは無情にも届かなかった(笑)
時刻は20時40分、ようやく花火も終わりぞろぞろと見物客が帰りはじめる。また2、3人釣果を聞いてくるうぜぇやつらが来やがったが適当にあしらっていなす。
…と、やっと静寂な夜に戻ったなと安堵していると、いきなり左側の一本が前アタリも無くガンガンに揺れ始めた。竿を引き摺られそうな勢いにあわてて近寄りリールを巻く。
う…なんかでかい?
キティとうなぎ♪
なんかすごくでっかい。んーこりゃでかい。70センチ近いかも。
すぐにブクブクを作動させているフタ付きのバッカンに投げ入れ、訪れたかもしれない2度目の時合に期待を寄せる。
それからは忘れた頃にポツポツとアタリが出て、1本…2本と釣果が伸びて行く。
ほりゃ
はいな
ん~♪
アタリがあれば本命というパターン。一切の外道無し。こんな事ってあるんだな。
いいねぇ
いったい何本釣ったかな?ん?8本かな?
うじゃ
8本の竿で8本の釣果って完全に題名と一致しているじゃないですか♪
んー本当に巧くハマってしまったな…コワイくらいに。
時間は23時を回った。もう十分だよな。
帰ります
まぁたまには釣れる時があってもいいでしょ?「うなぎ釣り」に関しては結構…いやいやかなり苦労してますからね♪
そうだ…今度来る時もまた「ゲン」を担いで、間違って嫁のサンダルを履いてきよう(笑)
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いつもありがとう。
本日の釣果
うなぎ様 67センチまで8本