月曜日…銚子で仕事。滞りなく17時すぎに終了。
あれれ?
変だ…車の後部座席に竿とリールが。
何故だ?記憶にない。誰かの陰謀か?
う~む…この状況、どうしたものか。困ったぞ。
しばし思案。
…
目の前は海、そして竿とリール。
…据え膳食わぬは男の恥。
と、いうワケで
ヤル
先日MTさんがあじいわしを釣っている。早速お電話をしてピンポイントの情報を聞く。
何でも必ず釣れるとの事だ。
これ
満を持して以前中古釣り具店で買っておいた超高級サビキ(3個入り180円)を使う時がついにやってきたのだ。
ナスおもり15号を装着、沖目目指して「おりゃ」っと投げる。
ありゃ…狙った方向と違うあさっての方にぶっ飛んでいきやがった。まぁ別にいいか。
仕掛けが着底したと思いきや、わたしの日頃鍛えたスーパーテクニックで獲物を誘う。
ちょいとシャクったりズル引きしたり。誰にもマネが出来ないわたくしならではのテク。
すると早速竿先をひったくられるような激しいアタリ。
素早くあわせる…乗った!
ヤツは右へ左へ逃げまわる。しかし相手が悪かったな…俺様のテクニックにかかっては、どんな大きな獲物であろうが諦めるしかない。
しばしのヤリトリ、足元のハエ根をかわし海面を割ったヤツが腹を見せる…ついに観念したか。
5メートルのタモを伸ばし波間を見計らって一発で掬う。よし、獲ったぞ!
いわし
どうだ見たか。狙い通りの獲物にホっと胸を撫で下ろす。早速スカリにキープし、更に2匹目を狙う。
また沖目を狙い、「あちょ」っと投げる。あらまただ。今度は狙いのポイントよか少々左へ飛んでいった。気にするな。
そしてまた今日は特に冴える誘いのテクニック。ちょいとシャクったりずるずる引いたり。
その華麗なる一連の動作に魅了されたギャラリーがワラワラと堤防中から集まってくる。
自分達の釣りの手を休め、わたしの技術を学びたいのであろう。
すると早速またアタリ…でかい!わたしとした事が一瞬竿がのされてしまった。
しかしすぐさま体制を立て直し、流れるようなヤリトリが始まる。背中に多くのギャラリーの視線を感じながら。
2分、3分…ヤツとの対決は一進一退の攻防。後ろのギャラリー達はきっと固唾を飲み、手に汗を握って見守っていることであろう。
しかし毎度毎度、勝つのは決まってわたしなのである…ごめんよ魚ちゃん。
そして足元に寄せ、また一瞬の隙にさっとタモで掬う。
まめあじ
その瞬間、ギャラリーの一人から拍手が沸き起こる。そしてその一人に呼応するかのように大勢の観衆から拍手と歓声が連鎖する。
おいおい、困った人達だな。見ているのは自由だが、もう少し静かにしてくれないかな。まぁキミ達の気持ちは分からんでもないが。
まめもち追加
その後もわたしの勢いは止まらない。まぁいつもの事なのだが。
少しでも近くで見ようと、段々とわたしを取り囲む観衆の輪が狭まってくる。
おっと、もうそこまでにしてくれないか。今のオレに下手に近づくと火傷するぜ。
ふっ
すまんな
実釣60分…もうこれ以上釣ってしまっては嫌味になる。さぁもう今日は終わりだ。キミ達は自分の釣りをやってくれたまえ。
いつかワタシのような立派な釣師になれるよう、日々努力精進するのだ。
まめばっか
引き際鮮やかに、颯爽と振り返らずもせずに去る私の後ろ姿を眺め、皆はどんな思いでいるのだろう。
いや、皆の気持ちなどは計らずともよい。
今日もまた釣り人達に大いなる夢を与える事が出来た。これだけは間違いない…それだけで十分さ。
そしてまたいつかどこかで…
一瞬の賑わいを見せた堤防は、平生の闇と静寂を取り戻した。
…へへ
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本日の釣果
アジ様 8匹
イシモチ様 2匹
ウルメイワシ様 1匹
あれれ?
変だ…車の後部座席に竿とリールが。
何故だ?記憶にない。誰かの陰謀か?
う~む…この状況、どうしたものか。困ったぞ。
しばし思案。
…
目の前は海、そして竿とリール。
…据え膳食わぬは男の恥。
と、いうワケで
ヤル
先日MTさんがあじいわしを釣っている。早速お電話をしてピンポイントの情報を聞く。
何でも必ず釣れるとの事だ。
これ
満を持して以前中古釣り具店で買っておいた超高級サビキ(3個入り180円)を使う時がついにやってきたのだ。
ナスおもり15号を装着、沖目目指して「おりゃ」っと投げる。
ありゃ…狙った方向と違うあさっての方にぶっ飛んでいきやがった。まぁ別にいいか。
仕掛けが着底したと思いきや、わたしの日頃鍛えたスーパーテクニックで獲物を誘う。
ちょいとシャクったりズル引きしたり。誰にもマネが出来ないわたくしならではのテク。
すると早速竿先をひったくられるような激しいアタリ。
素早くあわせる…乗った!
ヤツは右へ左へ逃げまわる。しかし相手が悪かったな…俺様のテクニックにかかっては、どんな大きな獲物であろうが諦めるしかない。
しばしのヤリトリ、足元のハエ根をかわし海面を割ったヤツが腹を見せる…ついに観念したか。
5メートルのタモを伸ばし波間を見計らって一発で掬う。よし、獲ったぞ!
いわし
どうだ見たか。狙い通りの獲物にホっと胸を撫で下ろす。早速スカリにキープし、更に2匹目を狙う。
また沖目を狙い、「あちょ」っと投げる。あらまただ。今度は狙いのポイントよか少々左へ飛んでいった。気にするな。
そしてまた今日は特に冴える誘いのテクニック。ちょいとシャクったりずるずる引いたり。
その華麗なる一連の動作に魅了されたギャラリーがワラワラと堤防中から集まってくる。
自分達の釣りの手を休め、わたしの技術を学びたいのであろう。
すると早速またアタリ…でかい!わたしとした事が一瞬竿がのされてしまった。
しかしすぐさま体制を立て直し、流れるようなヤリトリが始まる。背中に多くのギャラリーの視線を感じながら。
2分、3分…ヤツとの対決は一進一退の攻防。後ろのギャラリー達はきっと固唾を飲み、手に汗を握って見守っていることであろう。
しかし毎度毎度、勝つのは決まってわたしなのである…ごめんよ魚ちゃん。
そして足元に寄せ、また一瞬の隙にさっとタモで掬う。
まめあじ
その瞬間、ギャラリーの一人から拍手が沸き起こる。そしてその一人に呼応するかのように大勢の観衆から拍手と歓声が連鎖する。
おいおい、困った人達だな。見ているのは自由だが、もう少し静かにしてくれないかな。まぁキミ達の気持ちは分からんでもないが。
まめもち追加
その後もわたしの勢いは止まらない。まぁいつもの事なのだが。
少しでも近くで見ようと、段々とわたしを取り囲む観衆の輪が狭まってくる。
おっと、もうそこまでにしてくれないか。今のオレに下手に近づくと火傷するぜ。
ふっ
すまんな
実釣60分…もうこれ以上釣ってしまっては嫌味になる。さぁもう今日は終わりだ。キミ達は自分の釣りをやってくれたまえ。
いつかワタシのような立派な釣師になれるよう、日々努力精進するのだ。
まめばっか
引き際鮮やかに、颯爽と振り返らずもせずに去る私の後ろ姿を眺め、皆はどんな思いでいるのだろう。
いや、皆の気持ちなどは計らずともよい。
今日もまた釣り人達に大いなる夢を与える事が出来た。これだけは間違いない…それだけで十分さ。
そしてまたいつかどこかで…
一瞬の賑わいを見せた堤防は、平生の闇と静寂を取り戻した。
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本日の釣果
アジ様 8匹
イシモチ様 2匹
ウルメイワシ様 1匹