土曜日の事でした。
友人の丸ちゃんと前からつりに行く約束をしていたのですが
あいにく海は大荒れ予報です。
行こうか行くまいかとても迷いましたが、
丸ちゃん、暫くお仕事お休みとれないからとの事でとりあえず海へいってみました。
どうしてもフエつりたいんですって。
わたしも最善を尽くしますがなんせ海がちょっと悪いですよね。
お家までお迎えにきてくださり、助手席乗ってたらたら。
雨は降ってますし、風は強いしですね。
かなり厳しい日和でございます。
結構早めに海へ到着しました。
案の定、海はお怒りモード全開でしたね。
煮詰めたお味噌汁の色っていうのでしょうか。
切れモクが波打ち際に打ち上がり、がっちゃがちゃ。
えーこれどうしよう。
どうしよう、どうしよう。
どっか湾内で竿だしてメジナつりにでも逃げようかとも思いましたけど…
でもメジナはいつでもつれますしね。
危険無く可能性があって竿が出せる場所をあっちこっち探しました。
夕方満潮なのでこれから下げに入り、21時半頃最干ですか。
ここの場所なら潮が下げればなんとかできるかしら?
相当長い時間、海の様子を確認しておりました。
水が引いていくに従いまして、ここなら問題ないかなっていうポイントに入ってみます。
かなり底荒れしてますね。
まぁだめならだめでしょうがないです。
この日はつり人を一人も見る事はできませんでした。
そりゃそうかな。
よりによってこんな日にやる人いませんわよ。
でもこれも情報のひとつ、経験のひとつになりますからね。
ここまで荒れたらダメとか、これ以下ならなんとかできるとかですね。
あまりにも厳しい状況下、
自分自身に言い聞かせて無理矢理納得させます。
風強いです。
波も高いです。
切れモクわっさわさ。
煮詰めたお味噌汁。
もしこんな日につれちゃったらちょっとかっこ良くない?
なんて二人でお話してましたが、まず無理っぽいですね。
丸ちゃんこっちでやったら?わたしはそこでやるから。
ウキを投げてもうねりで翻弄されてあっちこっち。
仕掛けを打ち返すも切れモクが引っ掛かってきます。
あー嫌になっちゃった。
潮が上げてきた22時頃まで頑張りました。
結果、丸ちゃんかっこいい。
わたしかっこ悪い。
丸ちゃんがつってくださいました。
わたしはだめでしたが、とても嬉しいです。
しかしずいぶん苦労しましたね。
片目が開きましてわたしも役割果たせて満足でございます。
そう言えばですね、明るいうちに先週にお道具がどんぶらこになった付近を捜索致しました。
すると奇跡的に流してしまったロッドケースが陸に打ち上がっているじゃないですか。
駆け寄ってみると、ロッドケースのチャックが開いておりました。
小物入れの方のチャックも全開でしたね。
中にあった竿やタモ、デジカメは見当たらず。
海で揉まれてチャックが開いちゃったのか、
心優しいどなたかが拾って警察にお届けくださったのか。
自分が悪いとはいえ、とても悲しい気持ちになりましたね。
ロッドケースだけこのまま放置している訳にもいかず、
ボロボロになった状態のままで持って帰ってきました。
長年使用しておりましたので愛着があるのですが、
もう使用には耐えられそうにないです。
丁重にお世話になったお礼を申し上げて葬りました。
わたしの不注意からの顛末で申し分けないです。
帰り道は土砂降りでした。
私の胸懐と同じですね。