残照亭の日日

日常の腹立たしいことなど、自分のストレス解消に書いてます。

故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書こうかな。

「藤沢周平」⑦ ―「海坂藩」は荘内がモデル―

2023-09-12 | 藤沢周平作品

*敬称略 悪しからず

藤沢周平の武家もの作品で良く知られているのは「海坂藩」

現在では、庄内地方を舞台にしていることは、良く知られている。

藤澤「・・・海坂藩っていうのは、架空ですけどね、中味はどっち

   かって言えば庄内藩のことを書いてるんですね。風景とかネ、

   そういったものは」

  「海坂って言うのはね、まるでこうなんて言うか、高貴な・・・

  そういう俳句の同人誌がありましてネ、浜松の静岡のね、人たちが

  やってるんですがね、そこの俳句に、若い頃出した事が有るので、

  そこから拝借したんですけど、非常に、いい言葉ですよね。

  あしび系統ですけど、そこから、“海坂藩”を作ったんですけどね。」

  「・・鶴岡の出身ですけど、そのものズハリと言うのは、以前

   に“又蔵の火”という庄内藩での出来事を書いていますけどね。

   それで、荘内をモデルのようにして"海坂藩"を作ったわけです。」

"又蔵の火"初出誌 別冊文芸春秋125号 昭和48年9月

藤沢周平氏・・若いナ 46歳

直木賞受賞直後、人気作家になるまで、まだしばらく時が必要だった。